CFFジャパン事務局スタッフのブログ

NPO法人CFFジャパン事務局スタッフのブログです。仕事のことに限らず色んなことを書いていく予定です。

おでんが消えた日に

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(セブンイレブンのおでん。レジ横からいなくなっておかずコーナーへ。)

 

休業中気ままブログ第3弾。読んでいただきありがとうございます。

事務局内海(けんじ)です。


〜ある日の”じむきょく”〜
たまに事務局に顔出したときの話。


ボランティアに来てくれた活動メンバーが
「おでんあっためていい?」と聞いてきました。

 

コンビニのおでんって、湯気出しながらぐつぐつトロトロになってる具材たちがなんともおいしそうなんですよね。私もよく仕事帰りに買って、ささっと食べてました。
あの透き通った黄金のスープもおいしい。

 


(事務局でチンするってことは、買っておいて食べなかったのかな)と思ったら、
その子が持っていたのは”パック包装された”カップおでん。

 


そういえば、、レジ横のおでんがいつの間にか消えていたことに気がつきました。

 

そうか、このご時世そんなことになっているのかと納得しながら、でも好きなものをじぶんで選べなくなって、世界はどうなってるのだろうと思い、

 

「何が入ってるの?」って聞いたら

 

「だいこんと、しらたき。あとは、厚揚げ、ウインナーとちくわが入ってるよ」と。

 


(うむ、外してはない。ウインナーではなく、たまごでは?と思うも、almost定番でしょう。しかもちょうどいい食べ切りサイズ。これは買ってしまうかも。)


“新しい生活様式”が進むにつれて、できなくなったり、使わなくなったり、存在そのものがなくなったり、たくさんのもの/ことが大きな変容をしてきましたが、コンビニの”おでん”はこうして生き残っていたんですねえ。

しかもお手軽で、安心で、味も変わらず、中身もまあまあ満足。

 


キャンプができない今、CFFの”価値”を十分に世界/社会にお届けできていない時期が続いています。

 

でも、おでんの中身が私たちに届けられたように、キャンプの中身も”パック包装”して(=感染リスクなしに)味はそのままで届けられるのではないだろうか、おでんをヒントにそんなことを思いました。

 

おでんのニーズだけじゃない、社会にはCFFの”価値”の潜在的(これまで見えなかった)ニーズがきっとあるはずです。

 

さて、どんな形でCFFの”価値”をみなさんのところへ届けられるでしょうか?
そもそも”CFFのおでん”、何が入っているだろう?みなさんのお好みの具材をぜひ教えてください。

 


続く。

 


CFF事務局 内海研治

アルバイト始めました

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自閉スペクトラム症の子どもが上着につけていたバッチ。この背景にはどうしてもマスク着けられない子ども、またその親への誹謗中傷があるようです。

 

メリークリスマス!事務局内海(けんじ)です。

先日お話できなかった「休業中どうしてるの?」の巻。

 

 

三鷹市にある放課後等デイサービスでアルバイトを始めました。
主に障がい児を対象として、身体、知的に障がいのある子どもの支援をしています。

 

“支援をしている”というより、わたしが子どもたちにケアされてるかも?と実感する日々です。

 

〜〜ある日のエピソード。その1。〜〜
全盲の男の子、9歳。

 

レゴブロックも、プラレールも、あたかも見えているように器用に作り上げます。

内心(すごい、、)と感心しているうちに、
「しゅくだい」と言って取り出したのは真っ白の本。

 

あれ、何も書かれていない?と、よーくみたら凹凸がありました。
その子は両手の指先でさささーっとなぞり、音読が始まります。
凹凸が音になってわたしに届き、その真っ白の本は国語の教科書だと気がつきました。

 

宿題のあと、
「もうすぐおやつだね。」と言ったら
「ほんと?」と言いながら
その子は左腕につけた腕時計をごそごそ。

 

(はて、どうやって時間がわかるのだろう?)

 

その瞬間、文字盤のガラスがパカッと開き、慣れたふうに時計の針を触ります。
「もう3時半か〜。」

 

(障がいって、いったい誰の何だろう?そんなことを思わされます。)

 


〜〜ある日のエピソード。その2。〜〜
自閉スペクトラム症。8歳の男の子。

 

こちらの話していることはわかるようですが、その子からの発語はありません。

何かのスイッチでパニックになり
奇声をあげて身体をバタバタ。

 

(何か訴えてるけど、なんだかわからない。)

 

音や光、人に触れることに敏感だったり、集団行動が苦手らしい。

 

カラフルのビーズをぶちまけたと思ったら、黄色だけをひとつひとつ拾っていく。

黄色が終わったら次のむらさき。次はみずいろ。
ぜんぶ拾い終えたらまた最初から。しかも同じ順番で色を拾います。

こだわりが強いというのも自閉スペクトラムの特性だそうです。

 

(見ている世界はどんなだろう?拾っているときはさっきのパニックが嘘のよう。)

 

 いっしょに公園に行くと、すべり台を永遠にやってます。
きゃっきゃと笑い、あら、こんなに笑うんだとまた驚きと、新しい一面が知れてなんとなくうれしい。

たくさん遊んだ帰り道、その子が手を繋いできました。
もちろん言葉はありません。ただ、なんだか楽しそう。
 
「すべり台、たのしかったひとー?」と聞いたら勢いよく右手があがりました。

 

(言葉はないけど、その子から何かをもらった瞬間でした。)

 

———

2016年の相模原市障がい者施設殺傷事件、みなさんも記憶に新しいかと思います。
19人が死亡、26人が重軽傷。

 

犯人の動機は「障害者は不幸しかつくることができない。生きる意味のない命」としています。

 

生産性があるかどうかで命をはかる。
これは1人の異常な青年による犯行だったのでしょうか?

 

犯人からの問いかけにわたしたち社会が最終的に出した答えは死刑判決。

「こんな命生かしておく必要はない。だから死刑にする。」

 

これって犯人が言った言葉そのもの(生きる意味のない命)で、
わたしたち社会が最後にぶつけたのは犯人と同じ言葉だったかもしれません。

裁判は終わったけど、問題の本質は終わっていない気がします。


命の意味を問われたら、
みなさんならどう答えるでしょうか?
その犯人に、(生きる意味のない命)という問いに、どんな言葉をかけますか?

 

続く。

 

CFF事務局 内海研治

全集中、CFFの呼吸!

渋谷区のスーパーに、わたしの生まれの栃木市おおひらのニラが売っていたので驚きとうれしさの1枚です。

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お久しぶりです。事務局内海(けんじ)です。

休業中どうしてるの?と質問をよく受けるので、

ちょっとずつ書いていこうかなと思います。

 

ニッチな連載になりますので、片手間にどうぞ。

気ままに更新していくつもりです。

 

最近は活動メンバーとも顔を合わせていないので、わたしの方も「みんなどうしてるの?」状態です。

よく事務局に来ていたみなさん、元気にしてますか?

 

4年生はシューカツを終えたり、卒論を書いたり、

3年生はインターンとか頑張っているのかな。

逆に新社会人1年生、頑張りすぎてないですか?

 

以前は事務局でたくさん聞いていたみんなの近況もちょっとずつ遠くなっているような気がします。

同じように"じむきょく"の様子も見えにくいのではないでしょうか。

 

3年ぶりの日本の夏が、気がついたらいつの間にか冬にすり替わっていました。

末端冷え性なわたしは1月末の渡航に毎年救われていたのですが、

今からモコモコのくつ下を準備しています。いやもう履いています。

 

世間は師走、でも年越しとか、明けまして、とかそんな気分にはなりにくいですね。

2021年はどんな年になるのか、ぜんぜん想像がつきませんが、

CFFにとっては大事な1年、転機の1年になりそうです。

 

実は来年CFFはなんと25周年を迎えます。

こんなときでも、いやこんなときだからこそ

ここまで積み重ねて来た25年間分のほんとうの価値が明らかにされるといいなあと思います。

 

「どんな不幸を吸っても

吐く息は感謝でありますように

すべては恵みの呼吸ですから」

 

渡辺和子さんが教えてくれた言葉ですが、

わたしも不幸を不幸として吐き出さずに

感謝に変える呼吸をしたいなと思わされます。

 

みなさんはどんな呼吸をしますか?

 

CFFの呼吸はどうでしょう。

社会から何を吸って、何を吐く。

何が与えられていて、何を還元する。

 

いまこそ、全集中。CFFの呼吸。

 

さて、休業中のことを書くつもりが、いつものように脱線してしまいました。

次回はアルバイトはじめましたの話、書こうと思います。

 

 

続く。

 

CFFジャパン事務局 内海研治

 

2021年春海外プログラムの中止とCFFのこれから

みなさん、こんにちは。
CFFジャパン事務局長代行の川崎修です。
 
コロナウイルスでみなさんの日々の生活の様子も一変したであろう今年も、早いもので残すところあと2ヶ月足らずとなりました。
 
例年であれば次は2021年春に開催するはずだったCFFの海外プログラムですが、CFFジャパン理事会や現地CFFとの協議の結果、すべて中止と決定しました。
 
2020年夏に続き、早い段階での中止の決定となりましたが、
今回の中止の理由は、主には現地側の感染状況が収束せず、
 
・入国制限・行動制限がまだほとんど解除されないこと
 (一般の旅行者が団体行動できるほど解除される見込みが立っていないこと)
・現地の実情としても実施するのはまだまだ現実的ではないこと
 
が挙げられます。
フィリピン、マレーシア、ミャンマーの3ヶ国ともそれぞれ、まだ学校は対面では再開されなかったり、再度のロックダウンが続いていたり、国際線の旅客便が飛んでいなかったりと厳しい状況にあります。
 
海外プログラムの再開は早くて2021年夏となります。
 
2021年春は、代わりにオンラインを中心とした事業や取り組みを計画しています。
 

 
コロナ禍になって、コアとなる事業が中断し、いろいろと先行きを考える中であらためて感じたのは、
やはりCFFジャパンにとって、これまでの本業である海外ワークキャンプスタディツアーに替わる事業は、収益性とミッション性を併せて考えるとなかなかないということ。
 
引き続きコア事業としての海外プログラムが再開できるときに備えるとともに、
(再開できたとしてもこれまでと同じようにはいかないかもしれず)新しい事業づくり・活動づくりをしていくこと、財務的な体力を温存すること、その両面から取り組んでいきます。
 
具体的には、
・オンラインスタディツアー(at home スタディツアー)を今夏よりさらに規模を拡大して実施
・それ以外にも青年に対してや地域に対して新しい取り組みを計画中
・現地(マレーシア)への長期の国際協力事業も検討中
・職員の休業の延長など、体制の縮小による節約
といったことです。
 
 
それでは各国のCFFではどうでしょうか。
 
各国間のオンラインでの会議などコミュニケーションを活発化させています。
現地側としても、これまでの協働事業(ワークキャンプ 等)からの収入が絶たれ、施設や事業の存続、団体の維持のために対応を迫られていますが、現地でも独自の資金調達に取り組んだり、やむなく運営のスリム化に踏み切ったりと、日本からの事業収入に頼らない施設運営を目指すことになりました。
 

 
CFFでは、資金、人材のどちらも必要としています。
 
CFFサポーターとして引き続き応援してくださる人、これから応援してくださる人
中断前の海外プログラムを経験した貴重な人材として、活動の担い手(スタッフ)になってくださる人、ともに運営側を担ってくださる人
いずれもお待ちしています。
 
 
とても厳しい状況にある今、CFFジャパンは、このままだと少なくとも今までと同じような形では維持できません。
 
一方でさまざま新しい動き、草の根的な動きが始まっています。こういったときこそ大切な価値が生まれるはず。
それらが、CFFやCFFの青年に向けて、だけではなく、
地域や社会の人々とつながり、地域や社会に対してどんな価値をつくっていけるか、そのような視点も大事にしたいと私は思います。それが、より多くの多様な人や主体とつながり、結果として団体としての存続にもつながるはず。
 そのように考えています。
 

勤務体制縮小のお知らせと、いち事務局職員の思い。

こんにちは。事務局より有馬(なほ)です。

急に寒くなり、秋を通り越して一気に冬に近づいているような天気が続いていますね・・!

太陽が大好きな私にとっては、

なんだか悲しい気持ちと同時に、

久しぶりのセーターに腕を通してぬくぬくすることに胸躍る気持ちです。

 

さて、ブログを読んでくださっているみなさんに

CFFジャパン事務局よりお知らせです。

 

ーーーーー

CFFジャパンは、コロナウィルス感染拡大の影響から、
海外渡航再開の見通しが立たない情勢のため、
今後への充電期間として、
助成金を活用しての一部休業、
年内の勤務体制を一時的に縮小することになりました。

 

 

勤務としては原則として休みとなる職員、部分的に勤務する職員がいますが、
勤務する職員に関しても引き続き在宅勤務を原則としています。
 
事務局へのご来訪やお電話に出られないことが多く、
留守番電話や郵送物の確認も時間を要することがありますので、
ご連絡はなるべくメール(info@cffjapan.org等でいただけると助かりますが、
お問い合わせやご相談は遠慮なくお願いします。
 
年明け以降の勤務体制については、状況に応じて検討していきます
 
事務局体制は一時縮小となりますが、
運動体としてCFFが止まるわけではありません。
来春には現地へ渡航できないであろう代わりに
オンラインプログラムを継続して行う予定ですし、
新しい形の企画ができないかと、
活動メンバーとの話し合いも続けています。
 
ご迷惑・ご心配をおかけしますが、
引き続きCFFの応援のほど、よろしくお願いいたします。 
ーーーーー

 

3月ごろからコロナウイルスの拡大が本格化してからというもの、

春プログラムは3つが中止、夏プログラムは史上初の全プログラムが中止となり

適応する間もないまま、CFFも私たち職員の生活も予想しない大きな変化の日々でした。

 

3月から続いたコロナ渦の毎日は

事務局職員のわたしにとっても、

今まで当たり前にあったものがない現実、

それがどれだけ自分を支えてくれていたものなのかを痛感するもどかしい日々でした。

 

それは、遠い国のお兄さんお姉さんのような現地のスタッフ達であり、

CFFを、職員を心配し、気にかけてくださる支援者のみなさま、

事務局にきては明るく話し、目の前の人のことを真剣に思う活動メンバーのみんなと、

遠い国にいるよく笑い、よく泣き、よく遊ぶ家族同然の子どもたちでした。

 

職員としても当たり前だったことが

当たり前でなくなったいま、

もどかしい思いでいっぱいなのが本当のところです。

下から支えることが職員としての使命なのに

CFFに関わっているみんなに実は自分が支えられていたんだな、

職員としての喜びをみんなからもらっていたんだなと本当に思います。

 

だけど世界的に困難な状況にある今だからこそ

当たり前が当たり前じゃなくない今だからこそ

再確認した大切なものを諦める未来はないんだなと思います。

 

CFFにとって宝である子どもたちが

これからも笑っていけるように、

未だ苦しみの中にいるまだ見ぬ子どもたちが

1人でも多く大切な人生を歩める未来を築いていけるように、

どんな形であれ『Caring for the Future Foundation』を続けていきたい。

 

思えば、CFFのはじまりは、

なんにもない草木が生い茂る森の中から。

フィリピン・スアルの、海が見えて空が広く、気高い丘の上にあったのは、

「子どもたちを守りたい」「青年たちと共に育ちたい」という

創設者である二子石さんとフィリピン人2人のたった一つの夢だけ。

 

その夢がたくさんの人の手によって育てられてここまできたというのは

なんとも奇跡のような話であり、

実際はたくさんの努力や諦めない気持ちが続かせてきたものだと思います。

 

最近は、withコロナの生活をどう過ごしていけばいいかが見えてきて、

色々な可能性を模索できる時期になってきました。

 

どんな新しい生活になっても、以前と同じ活動ができなくても、

より豊かな未来の基盤である子どもたちと、その未来を築く担い手である私たちということには変わりはない。

こんな時だからこそ、職員として、活動メンバーとして、ではなく

一緒に『Caring for the Future Foundation』を実践していく1人でありたいです。

  

最後に最近、読んだ本の一文を紹介させてください。

 

『子どもたちが輝かない場所に、作物は実らない、人は集まらない、町はできない。

だけど、どんなに絶望的な出来事が起きても、子どもたちが輝いている限り、

そこに未来は必ず訪れる。』

絶唱」ー 湊かなえ

 

 

子どもたちが輝き続けられる瞬間のために、

これからも『Caring for the Future Foundation』を楽しみながら築いていきたいです。

 

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事務局 有馬

 

七夕の夜に願いを込めて。〜2020寄付プロジェクト〜

 

こんにちは、【それいけ!】CFF「子どもの家」を守り隊!〜2020寄付プロジェクト〜メンバーのひじり(フィリピンワークキャンプ115,120回)です。

 

 

2020年5月5日から始まった寄付プロジェクト。
たくさんの方々のおかげで、7月7日に無事終了を迎えることができました。

ありがとうございました!!!

 

まずは、

寄付総額と寄付者数のご報告をさせていただきます!

 

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【それいけ!】CFF「子どもの家」を守り隊!
〜2020寄付プロジェクト〜

寄付総額:8,214,492円

総寄付者数:572名

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目標金達成率は124%にもなり、たくさんの方にご支援・ご協力いただきました。

1人ひとりの想いが、重なって集まって、こんなにも大きな形になることの幸せを実感しています。

 

皆さまからお預かりしたご寄付は、
「子どもの家」の子どもたちのために、現地法人の活動のために、
大切に使わせていただきます。

 

寄付という形でご協力いただいた皆さまをはじめ、CFFや子どもたちに想いを寄せご協力してくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。

 

 

 

そして、寄付プロジェクト開始前から続いたブログ。
シリーズ「2020寄付プロジェクト」も今回でラストとなります。

 

こうして、寄付プロジェクトに関わらせていただいたこと、
たくさんの方とCFFや「子どもの家」への想いをシェアできたことに感謝して、

寄付プロジェクト最終日にマレーシア「子どもの家」と中継を繋いだ【七夕特別企画!寄付プロジェクト クロージングイベント】の様子をご報告させていただきます!

 

 

【寄付プロジェクト クロージングイベント】

 

寄付プロジェクト最終日に行われたクロージングイベント。

7月7日の七夕に合わせて、子どもたちと一緒に願いを込めた短冊を飾りました!

 

日本から参加するわたしたちも、事前に願いを書いた短冊をマレーシアへ!

子どもたちはどんな短冊を書いたのだろう、どんな表情で短冊を眺めているのだろうか、とドキドキニヤニヤしながら、いざクロージングイベントへ!!

 

まずは、子どもたちの自己紹介から。
趣味や将来の夢を話してくれました。
子どもたちの趣味や夢を聞いただけで、こんなにもワクワクできるのだと嬉しく、元気が出た瞬間でした。

 

そして、お待ちかねの短冊披露タイム!

 

印象的だったのは、マレーシアの子どもたちが自分のお願いよりも、まず最初に「Thank you for your support.」と書いてくれていたこと。

 

改めて、今回の寄付プロジェクトの持つ力を実感し、
子どもたちの未来がどうか守られるものであってほしいと強く思いました。

 

 

次は、わたしたちの短冊披露タイム!

子どもたちが、わたしたちが事前に共有した短冊の中から気に入ったものを選んでくれます。

 

「顔が面白かったから」
「会いたいから」
そんな素直な理由で、短冊を選んできてくれる子どもたちの姿にほっこり。

 

日本から参加したみんなのまっすぐな願いを聞けて、とても胸が熱くなりました。

まだまだ落ち着かず、先の見えない日々が続いているけれど、安心して、顔を合わせて、願いを語り合い笑い合える日が来ることを願っています。

 

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CFFマレーシアに飾られた短冊と子どもたち

 

 

日本の七夕では織姫と彦星が会えることを願って雨が降らないようにと願います。

しかし、お隣の韓国では雨が降れば、それは織姫と彦星の嬉し涙だと考えるそうです。

 

 

今年の七夕はあいにくの空模様だった日本。

マレーシアの子どもたちと同じ時間を共有できたこと、寄付プロジェクトを無事に終えられたことへのわたしたちの嬉し涙だったかもしれません。

 

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寄付プロジェクトメンバーの願いを込めた短冊

 

 

新型コロナウイルスの影響を受けた「子どもの家」と現地法人の危機を乗り越えるために立ち上げられた今回の寄付プロジェクト。 

 

寄付プロジェクトメンバーから始まった「CFFのために、子どもたちのために、力になりたい…!」という想いの輪は、2ヶ月間でたくさんの人へと繋がっていきました。

 

寄付をしてくださったみなさん、CFFに想いを寄せてくださったみなさん。

その全員が【CFF「子どもの家」守り隊!】の隊員の1人です。

 

ともに子どもたちへの未来のバトンを繋げたことに感謝いたします。

そして、これからも、たくさんの人と手を取り合って、よりよい未来の基盤を築くことができますように。

 

七夕の夜に願いを込めて。

 

Salamat po! Terima kasih! ကျေးဇူးတင်ပါတယ်!

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(特設サイトはこちらから)

 

 

これからも青年たちに『きっかけ』を。〜2020寄付プロジェクト〜

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寄付プロジェクト進捗:

7月7日の寄付プロジェクト終了まで残り2日間!!

ご寄付を受け付けています!!!

(7月4日現在 7,649,341円)

特設サイトはこちら から

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皆さん、こんにちは!
 【それいけ!】CFF「子どもの家」を守り隊!〜2020寄付プロジェクト〜
活動メンバーのあずさ(フィリピンワークキャンプ70,75,95回)です。


いよいよこの寄付プロジェクトも残りわずかとなってきました。
7月7日(火)のクロージングイベントの参加もまだまだ受付中です!
お時間ある方は、是非ご参加ください!
※お申込みはこちらから


さてさて、今日の記事もビックゲストに書いていただきましたよー!
事務局長のなっしーです!

4月にお子さんを出産し、現在は育休中!
お忙しい中、書いていただきました…感謝です…!

そしてそして、下のプロフィール写真は要チェックですよ…。
とってもかわいい…。


それでは、どうぞ!

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「ここには飢えで死ぬ人はいないのよ」

CFFのフィリピンスタディツアーであるスラムを訪れたときに、そこに住む一人のお母さんが発した言葉。

その日暮らしの不安定な生活なのに、訪れた私たちを心から歓迎し、コーラを買ってもてなしてくれました。


「私たちは貧しいけど、このコミュニティではみんなが助け合っているからね。飢えで死ぬことはないの」


もう17年も前のことなのに、
あの時のスラムの雑多な光景
元気に走り回るこどもたち
そしてそのお母さんの満面の笑みは、今でも脳裏に焼き付いています。


子どもを育てている今、取り組んでみたいことの1つに地域活動があります。
その原点は、この時に感じたコミュニティにおける助け合いの可能性だと思います。


今思うと、このように当時19歳で参加したCFFフィリピンスタディツアーでは今の自分の原点となる学びや出会いが多くありました。


私たちがあげた小さなお菓子を「シェアシェア」と言って下の2人の妹に嬉しそうに分けていた、「子どもの家」に入所したばかりの当時8歳ほどのお兄ちゃん。
分かち合うことの喜びを教えてくれました。


マニラで出会い、私に向かって力なく手を差し出してきた裸足の女の子。
何もできず、怖いとすら感じてしまった自分が情けなくて、少しでも何かできることはないかと、青年海外協力隊に参加するきっかけを与えられました。


マニラの貿易港のすぐ隣にある巨大なスラム。
このスラムを背に、日本に輸入される安いバナナや、その裏で起こっている過酷な労働環境や搾取。途上国の貧困と日本に住む私たちの繋がりを知り、消費者として選択することの責任を痛感しました。


第二次世界大戦中、日本軍に自分の父親を殺されたおじいちゃん。
涙ながらにその経験を私たちに伝えた後、「赦すことで救われる」と、憎しみではなく平和への希求を語り、身近なところで平和を実践する尊さを教えてくれました。



自分が変えられるきっかけになったCFFのスタディツアー。

これは私に限った話ではなく、これまでCFFのプログラムに参加したみなさんもそれぞれに、忘れられない、そして今の自分を作る原点となるような出会いや経験があると思います。

これからを担う青年たちが、自他と向き合い、社会・世界・未来と向き合い行動するきっかけを、これからも築いていきたい。

職員としてというよりも、きっかけを与えられた一プログラム参加者としても、このような価値を提供していくCFFの活動を守りたい。


そんな思いを、みなさんとともにしていけたら嬉しいです。

 

 

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✔︎ 7月7日のクロージングイベント、まだまだ募集中!

七夕にちなんだオンライン交流会 with CFFマレーシアの子どもたちを行います!

参加申し込みはこちら から♪

 

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(特設サイトはこちらから)