こんにちは。事務局より有馬(なほ)です。
急に寒くなり、秋を通り越して一気に冬に近づいているような天気が続いていますね・・!
太陽が大好きな私にとっては、
なんだか悲しい気持ちと同時に、
久しぶりのセーターに腕を通してぬくぬくすることに胸躍る気持ちです。
さて、ブログを読んでくださっているみなさんに
CFFジャパン事務局よりお知らせです。
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CFFジャパンは、コロナウィルス感染拡大の影響から、
海外渡航再開の見通しが立たない情勢のため、
今後への充電期間として、
助成金を活用しての一部休業、
年内の勤務体制を一時的に縮小することになりました。
3月ごろからコロナウイルスの拡大が本格化してからというもの、
春プログラムは3つが中止、夏プログラムは史上初の全プログラムが中止となり
適応する間もないまま、CFFも私たち職員の生活も予想しない大きな変化の日々でした。
3月から続いたコロナ渦の毎日は
事務局職員のわたしにとっても、
今まで当たり前にあったものがない現実、
それがどれだけ自分を支えてくれていたものなのかを痛感するもどかしい日々でした。
それは、遠い国のお兄さんお姉さんのような現地のスタッフ達であり、
CFFを、職員を心配し、気にかけてくださる支援者のみなさま、
事務局にきては明るく話し、目の前の人のことを真剣に思う活動メンバーのみんなと、
遠い国にいるよく笑い、よく泣き、よく遊ぶ家族同然の子どもたちでした。
職員としても当たり前だったことが
当たり前でなくなったいま、
もどかしい思いでいっぱいなのが本当のところです。
下から支えることが職員としての使命なのに
CFFに関わっているみんなに実は自分が支えられていたんだな、
職員としての喜びをみんなからもらっていたんだなと本当に思います。
だけど世界的に困難な状況にある今だからこそ
当たり前が当たり前じゃなくない今だからこそ
再確認した大切なものを諦める未来はないんだなと思います。
CFFにとって宝である子どもたちが
これからも笑っていけるように、
未だ苦しみの中にいるまだ見ぬ子どもたちが
1人でも多く大切な人生を歩める未来を築いていけるように、
どんな形であれ『Caring for the Future Foundation』を続けていきたい。
思えば、CFFのはじまりは、
なんにもない草木が生い茂る森の中から。
フィリピン・スアルの、海が見えて空が広く、気高い丘の上にあったのは、
「子どもたちを守りたい」「青年たちと共に育ちたい」という
創設者である二子石さんとフィリピン人2人のたった一つの夢だけ。
その夢がたくさんの人の手によって育てられてここまできたというのは
なんとも奇跡のような話であり、
実際はたくさんの努力や諦めない気持ちが続かせてきたものだと思います。
最近は、withコロナの生活をどう過ごしていけばいいかが見えてきて、
色々な可能性を模索できる時期になってきました。
どんな新しい生活になっても、以前と同じ活動ができなくても、
より豊かな未来の基盤である子どもたちと、その未来を築く担い手である私たちということには変わりはない。
こんな時だからこそ、職員として、活動メンバーとして、ではなく
一緒に『Caring for the Future Foundation』を実践していく1人でありたいです。
最後に最近、読んだ本の一文を紹介させてください。
『子どもたちが輝かない場所に、作物は実らない、人は集まらない、町はできない。
だけど、どんなに絶望的な出来事が起きても、子どもたちが輝いている限り、
そこに未来は必ず訪れる。』
子どもたちが輝き続けられる瞬間のために、
これからも『Caring for the Future Foundation』を楽しみながら築いていきたいです。
事務局 有馬