この世田谷の片隅に 〜地域とともに烏山での新たな日常〜
こんにちは。事務局の川崎修です。
25周年ということで、CFFに20年以上細く長くかかわっている古株の身としては本来なら過去を振り返って.....となるかもしれませんが、けんじの教育の話に続いて、今新しく始めている地域に関する取り組みについて紹介しようかと思います。
CFFは元々教育的な要素が強い団体だと思っていて、教育や学校との協働についてはこれまでもある程度やってはきました。ですが地域での活動はCFFジャパンとしては本当に初めて。これまでもやってみたいことではあったけど、今まさに25年目にしての新たな挑戦です。
個人としても、元々横浜在住在勤で、地域コミュニティや地域福祉、市民活動の支援をするNPOに所属はしていたものの、自分が主に担当していたのは、福祉施設の評価支援やNPOの組織運営についてで、地域での実践は実はあまり経験はなく。。
世田谷の地域についても、市民活動の歴史があり活動が盛んであることは何となく知っていましたが、今まで縁もなく、漠然とあったのは「ブルジョワ」のイメージ。
実際には世田谷といってもさまざまな地域があり、CFFジャパンの事務局が昨年引っ越してきた烏山地域の給田は、区内では北西の隅っこに位置します。
まったくの新参者ですが、まずは地域のいろいろな会議や集まりに出たり、どんな活動があるかを探り、そんな中でキーパーソンと出会ったりし、少しずつ知り合いが増えてきた実感はあります。
そんな中でCFFジャパンとして今やっていることとしては、
●親子の居場所としての子育てひろば(なっしーが担当)
●子どもなどに向けた多文化理解の講座(けんじや学生メンバーが担当)
例えばこんなの
●地域の学生と団体や活動をつなぐインターンシップ
も始めようとしています。
この秋からは、近所のコミュニティカフェの運営に参画し、まずは小学生向けの学習支援を始める予定です。さらには、例えば中高生の交流などを中心として、子どもから大人まで多様な人が混ぜこぜになる居場所、それを大学生がサポートする、そんな場づくりができないかなあと思っているところです。
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地域での活動をなぜやるか、何を目指すのか。
ウィズコロナ、ポストコロナの社会で変わったこと、変わっていきそうなことがいろいろあります。
オンラインを通じて遠距離や海外でも容易にコミュニケーションがとれるようになり、物理的には依然として国境をまたいだ移動がしづらい世界ではありますが、ある意味手軽にアクセスできるエリアは広がったように思います。一方で、リモートワークやオンライン授業が普及して前よりも家の近くで過ごす時間が増え、身近な地域での居場所やそこでの人とのリアルな交わりの価値は、これからより高まっていくのではないでしょうか。
CFFジャパンはこれまで、海外でのワークキャンプ ・スタディツアーなど「非日常」の世界をたくさんつくってきました。これからは「日常」でも、誰もが取り残されず交わり合い、それぞれが自分らしく暮らせるコミュニティを地道につくっていきたい。そんなふうに思います。
どうしたら地域でCFFの力を生かせるか、これまでの蓄積や持てる資源を活用して貢献できるか。
CFFの持っている最大の資源は、若いたくさんの人材だと思いますが、メンバーが全国に拡がっていることの裏返しで、世田谷の近くに住んでいる人の割合は案外多くない。そうすると生かせるのは、学生に対する学生目線でのコーディネート経験か?
もちろんそういったCFFで生かせそうな面は生かしていきたいですが、それだけでなくいかに地域の力を生かせるか、必要な人や資源を探してこられるか、といった視点も大事にしてきたいですよね。それによって「CFFの価値」を発揮するだけではなく、「新たな価値」をともに見出せることを願っています。
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