変わらずそこにある、子どもたちの日常
こんにちは。CFFジャパン事務局の田代です。
勤務体制の縮小を受けてなかなか前に出てくることもなく、「元気?」との声をかけていただきますが、すこぶる元気です!ただ7年ぶりの日本の冬に心身恐々...個人的にはコロナ以上に恐怖です。
そんな私の最近の悩みは寝る時に頭が寒いこと。みなさまどうやって日本の冬の夜を乗り切っているのか、ぜひアドバイスお願いします。
前置きはこの辺りで。本日は各国CFFから届いた現地の様子をみなさまにレポートします!
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〜・CFFフィリピン・〜
2020年3月のロックダウン以降、CFFフィリピン「子どもの家」で生活する子どもたちは敷地内から外に出ることができていません。
学校は現在もオンラインクラスが中心です。1回1時間程度が週に2〜3回行われます。小学校では、宿題はメッセンジャーを使い先生とやりとりをします。高校生たちは移動許可が降りている学校のスタッフ施設まで宿題を取りに来てくれて、約2週間後に採点されたものが返されます。が問題用紙の問題の受け答えを先生と行っています。
その他の時間には敷地内の農作業をスタッフと一緒に行っています。子どもたちもとても楽しんでいて、ナスや白菜、トマトなど...様々な野菜を取ることができています。
スタッフによる子どもたちのメンタルケアのワークショップも定期的に行っています。
幸い山の一角にある施設は敷地も広く、様々なアクティビティも行えるため子どもたちの心身の健康は守れています。
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〜・CFFマレーシア・〜
マレーシアはロックダウンと解除を繰り返しています。一時外出規制も取れ日常が戻ってきたかに思えたところ、2021年1月20日現在再度のロックダウン中により、学校も閉鎖しています。新型コロナウイルスに翻弄される日常に感じますが、そのような中で様々なアクティビティも実施し、子どもたちは元気に過ごしています。
クリスマス休暇の時期はロックダウンも解除されていたため、地域の人たちみんなとお祝いすることができました。
また年越しは子どもたちスタッフ、施設総出でみんなでお祝い!限られた中で自分たちでできることに取り組んでいます。
またCFFマレーシア独自で行ったマレーシア国内でのファンドレイジング にも成功。
日本円にして436万円もの寄付が集まり、昨年6月にCFFジャパンを通じて行われた寄付プロジェクトのご寄付も合わせて、2021年度も乗り切る目処が立ってきました。
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〜・CFFミャンマー・〜
CFFミャンマーの事務所があるヤンゴンでは一時爆発的に感染者が増え移動規制も強化されていました。感染者数が落ち着いた訳ではありませんが、今は日中は活動できる範囲も戻ってきました。
現在CFFミャンマーはCFFの海外プログラムでも協働させてもらっているSharing Love(ヤンゴン市内地元NGO)と共に、スラムで生活する人々の食糧支援を開始しています。月に一回スラムで生活する約100世帯あまりへ約1週間分の食料配布を行っています。この活動には多くの資金が必要ですが、CFFサポーターの皆様からの支援の元食料を届けることができています。
食料配布を行っている家族や子どもたちからはもちろん、自治体からも感謝を伝えられています。
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最近の日本の感染者数の増加は各国でもニュースになっているようで、現地のスタッフとのやりとりの中で「日本のみんなは大丈夫?」といった声かけをよくもらいます。
今は直接会うことは叶いませんが、こんな時だからこそお互いに心を寄せ合いたい。
現地の子どもたちやスタッフ、そこで暮らす人たちの生活、健康を願わずにはいられません。
再会できる日が本当に待ち遠しいです。
寒い日が続いています。みなさまも体調には十分お気をつけください!
事務局 田代