CFFサポーター“スタートダッシュ”キャンペーン第2弾「組織そのものを応援する寄付のカタチ」
こんにちは。事務局の石井です。
6月からスタートしたCFFの新しい寄付制度「CFFサポーター制度」みなさんご存知ですか?
現在、CFFではこの新しくはじまったばかりの制度を盛り上げるためスタートダッシュキャンペーンを実施しています。そしてこのキャンペーンの一環でほぼ毎週ブログを投稿しています。
今回はブログ投稿、第二弾。“寄付のカタチ”について書いていきたいと思います。さっそくですが、みなさんはNPOへの“寄付”と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
例えば…災害の義援金、復興支援活動への寄付が最近では良く知られていますよね。あとはCFFのチャイルドケアサポーター制度のように、子どもの生活を支援する寄付というのも良く知られているものだと思います。それから病気や怪我の治療費、学校の奨学金、施設や学校・病院などの建設のための寄付なんかもありますね。
このようにあげていくときりがない訳ですが、いまあげたことの全てに共通することはなんでしょうか?
それは寄付の使途が決まっているということです。
では、今回はじまったCFFサポーター制度はどんな寄付のあり方なのか?
それは簡単に言うと「CFFジャパン」そのものを応援する仕組の寄付制度です。組織そのものを応援する寄付というのはあまり聞いたことがないかもしれませんが、僕はこの寄付のあり方が社会にもっと浸透していくべきだと思っています。
なぜでしょうか?
上記に述べた「災害復興」「子ども」「学校建設」「医療費」など使途の決まった寄付は、支援する人たちにとって応援しやすいものでもあると思いますし、また一方でNPOが社会に対して活動している意義を示しやすくするためにも必要なものだと思います。
ただし、こういった寄付だけだと決まった活動にしかその力を注げず組織の基盤を強化したり、新たな事業に着手したり、することが難しくなってしまいます。これは“CFFとして”ということではなく、NPO全般に言えることではないでしょうか。
一方で組織そのものを応援する寄付があるということは、組織がミッションを果たすために必要なことを必要なタイミングで実行できるということです。
例えば
・職員の育成
・働きやすい職場環境整備
・中長期の目標設定や事業計画の作成(5年10年先の)
などに力を入れることができます。これはまさに組織の基盤を強化するという部分で、普段目に見えにくく、なかかな寄付などが集まりにくい部分でもあります。また同時に多くのNPOが弱い部分で、それはやはりここにお金が集まりにくいためだと考えられます。
これらのことはすぐに目に見えた成果につながるものではないですが、将来成果を産み出すためには非常に重要なものです。つまり、組織そのものを応援する寄付は組織の将来を支えるものでもあり、NPOが社会へ還元する組織であることから、「未来の社会への投資」であるとも言えるのではないでしょうか。
ただここまでの話だとそれが一番のように思われてしまうかもしれないですが、もちろんNPOは現場での活動がメイン。寄付をいただくことで既存の活動を支えてもらうことにもつながります。そしてそれだけでなく、目まぐるしく変わる現代の社会状況や現場のニーズに応じて新しい活動へと動きだすことを支えてくれるものでもあります。
様々な団体の特定の活動に、もしくは活動に必要な物資購入のために寄付をすることももちろん価値のあることですが、団体のミッションや実績、信頼性などを見て組織そのものを応援する寄付が増えていくことでより活動が支えられるだけでなく、団体の将来の可能性が広がります。そういった意味で、このような寄付がもっと社会に浸透していく必要性を感じています。
こうした寄付の意義を社会に広げていくために、新設したCFFサポーター制度の意義や価値をしっかり伝えていくことも、日本のNPOのひとつとしてCFFが果たすべき役割だと感じています。
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**CFFサポーターとは**
CFFジャパンの青年育成事業や海外の子ども支援を含めた、CFFジャパンの取り組み全般をご支援いただくマンスリーサポート制度です。
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