子どもたちが子どもらしくいられる時間を作るために〜2020寄付プロジェクト〜
みなさん、こんにちは!
第4回ミャンマースタディツアー プログラムリーダーの
ゆりえです。
2020年3月12日から3月18日まで、ミャンマーで『私たちにしか出来ないこと』を考えスタディツアーを行っていました。
実は、コロナの影響により現地の保健省から要請があり、ツアー4日目から外出禁止となりホテルでの滞在を余儀なくされました。
しかし、その中で現地の方やスタッフさんのサポートによりホテル内での活動を続けることが出来ました。
そんな状況下で行われたスタディツアーの活動を、以下の項目にわけてご紹介できたらなと思います。
➀ミャンマースタディツアーの紹介
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ダラ地区
初日は移動のみで終了してしまいましたが2日目には、ヤンゴンの都市部から川を渡りダラ地区に行きました。ダラ地区とは貧困地区であり、ヤンゴン市内とは景色ががらりと変わります。余談ですが、実はミャンマーのフェリーが2008年のハリケーンで破壊されてしまい、今は日本から寄付されたフェリーで運行されています。その為、日本人は無料にて乗ることが出来ました。
川を渡り、トライシクルにて生計を立てている人たちの家まで訪問し、ご家族にお話を伺いました。話を聞く前は貧困地区での生活はあまりポジティブなイメージがありませんでした。しかし貧困地区で生活していても、「家族のために医者になりたい、家族といる時間が幸せを感じる」という意見が多く、家族の繋がりがとても強くありました。私は日本で不自由なく、家族との関係には特に意識もせず生活を送っていますが、それが当たり前にあるものではなく、本当はかけがえのないものだと感じました。
【船からダラ地区をみた光景】
【トライシクルでダラ地区を散策】
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Sharing love
3日目にはCFFミャンマープログラムが協同で活動を行っているSharing loveというところに訪問しました。ツアーで唯一子ども達と関われる時間でした。
※Sharing loveとは…
CFFがミャンマーで活動するにあたり協同しているユアマ教会(YBC)の活動の1つで、貧困地区に生活する子どもたちへ、教育や職業トレーニング、食事などを提供している場所。
始めに、Sharing loveの設立者の方から成り立ちやストリートチルドレンに対する支援活動についての話を聞きました。
その後には、言葉がわからないながらも子どもたちとのコミュニケーションをとる為、子どもたちと一緒になって絵具を使い「幸せ」を描くというアクティビティをしました。
私たちはそれぞれ、表情や身振り手振り、声色で、子どもたちの感情や思いを読み取り、自らの思いを伝えました。
ふと気がついたら、いつの間にか子どもたちと想いが通じていると感じるようになりました。
住んでいる場所も文化も全く異なる私たちですが、心から相手を想い、行動をする体験を通して心と心で通じ合うことができたのではないでしょうか。
共に楽しみ、目の前の相手の為にと想えた体験は私たちの中で貴重な経験となりました。
【子ども達とのアクティビティ風景】
【子どもたちが幸せのイメージを想い描いた絵】
【子どもたちと撮った写真】
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ホテル内での活動
3日目以降は外出禁止となったため、ホテル内での活動となりました。内容は主に2つです。
1つ目は、講演です。
訪問地であった仏教寺院に行くことが出来なくなったため、尼さんを招いて講演を行いました。
急遽での企画でしたが、現地スタッフのお友達の尼さんが快く引き受けてくださり、ホテルの会議室を使いミャンマーのこと、仏教の話や尼さんについてお話をして頂きました。
また、訪問予定地であった児童養護施設で働いているCFF過去参加者の方が、ビデオ通話で講演をしてくれました。施設のことだけでなく、講演者がなぜミャンマーで働くことを決めたのかなどお話を聞きました。
なぜそこまでしてくれるのか聞くと、『自分は幸せになるために生まれてきてきた。その自分の幸せは、人の幸せを作るためである。』と答えてくれました。様々な方がホテルでの活動になってしまった私たちのために何かできないかと考えてくれていました。
【尼さんの講演】
2つ目は、Sharing loveの子どもたちへのものづくりです。
ホテルの活動では、メンバー15人の想いをカタチに残したいとSharing loveに通う子ども達に向けて絵を作成しました。
言葉で伝えるのではなく、楽しめるものを提供したいという想いから絵で表現しました。中央部分にあるハートは扉になっています。
扉の中に写真を貼ることにより、開くことによっていつでも私たちを思い出してもらえるようになっています。
周囲にある手形は私たちメンバー15人と現地でサポートしてくれたスタッフさんたちのものです。完成したら現地スタッフさんに届けて頂きました。
【みんなで作ったSharing loveの子ども達に向けた絵】
【作成中の様子】
②CFFミャンマーの現状・今わたしたちに出来ること
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CFFミャンマーの現状
ミャンマーでもコロナウイルスの感染者が発見され事態は緊迫してきています。14日のニュースでは5月末まで外出自粛や集会の禁止、国際旅客機の発着禁止措置が続くと報道されていました。そのため、CFFが活動を共同しているSharing Loveの活動も中止しています。今まで送っていた普通の生活が送れない状態になっています。少しでも早く、新型コロナウイルスが終息し、子どもたちが笑顔で過ごせる生活に戻ること、『子どもたちが子どもらしくいられる時間』が続くよう願います。
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今わたしたちに出来ること
新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大している今、CFFにも厳しい状態に迫っています。
実際に2020春シーズンリーダーズ“こすものーと”として活動をしていた、3月後半に控えていた3つのプログラムが中止になってしまいました。
CFFの存続が難しくなれば、現地で出会った「Sharing Love」の子どもたちや、CFFに関わるミャンマーの方々の生活を守ることが出来なくなってしまいます。
思うように外に出ることが出来ないのは、日本もフィリピンもマレーシアもミャンマーも一緒です。
第4回ミャンマースタディツアーのメンバーでも、子どもたちのために私たちが出来ることを話し合いました。外出が出来ないため、物資を送っても子どもたちに直接渡すことが出来ない現実を知りました。
日本にいる私たちにできること、今だから必要なものは、CFF「子どもの家」を守り隊~2020寄付プロジェクト!~なのかもしれません。
子どもたちの未来を守ることが今必要とされています。
私がミャンマースタディツアーで学んだことは、誰かを想い誰かのために生きることの強さです。
遠く離れていてもいつも私たちは子どもたちを想い、現地を想い、共に生きています。この状況はマイナスに捉えるのではなく、一緒に乗り越えていきたいと考えています。
寄付プロジェクトをきっかけに「子どもの家」の子どもたち、CFFに関わる子どもたちを想い
一緒にワクワクしながら乗り越えられると信じています。
CFF「子どもの家」を守り隊
~2020寄付プロジェクト!~
(特設サイトはこちらから)
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【ミャンマーコールでみんなの心を1つに】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
NPO法人CFF海外ボランティアプログラム