私は“愛”と離れることができない 愛について考え続ける私のモットーは“sharing love”〜25周年プロジェクトインタビュー〜
こんにちは!『CFF25周年プロジェクト』ブログ担当のしゅうへいです。引き続きCFFに縁のある方のインタビュー記事を掲載します。今回は第4弾!私が初参加したマレーシアワークキャンプ54回のリーダーだった工藤愛理沙(くどうありさ)さんにインタビューしました!
みなさん!“一生をかけて考えたい”と思えるものに出会ったことはありますか?
2018年春のマレーシアワークキャンプに初参加し、翌年にはリーダーとインターンを経験したありささん。CFFでの活動を通して愛に向き合い続け、「これからもずっと考えつづけたい」とありささんは話します。
そんなありささんの大切にしたい未来は “Dear Future sharing love”。この言葉にたどり着くまでにはどんなできごとがあったのでしょうか。
他者のために動く自分がいる 愛に気づいた瞬間私は幸せだった
CFFのキャンプに初参加した大学1年の春。石を運ぶワーク中に何ものにも代えがたい経験をします。
「石にふれたときに『すごい幸せ〜!』って急に叫んだんだよね笑 もうなんか嬉しくて楽しくて!あの瞬間は本当に尊い時間だったって今でも思う。今までのキャンパーとか未来のキャンパーとか、子どもたちとか...誰かのために動いてる自分に気づいた瞬間だった。自分の中にある他者への愛に気づいたから、幸せ!って感じたのかなって思った。」
自分のなかの愛の存在に気づいたありささん。愛が人生にとって大切なものだと思うようになります。
「それまでは、誰かのために何かをしようとか、何かについて深く考えたりとかしたことなくて。でも、愛が自分が生きるうえで大切なことの1つなのかもしれないって思った。」
愛が大切なものだと気づいたありささんは、次のシーズンでミャンマーのプログラムに参加しました。そこでは、子どもたちの未来がどんなふうになっていてほしいかを考える機会があったそうです。
「ミャンマーのときは、毎日愛について考えてたかな〜。子どもたちの未来は愛にあふれていてほしいって思ったんだけど、そんなふうに私が子どもたちを想う気持ちって本当に愛なんだろうか?ってうのをすごく考えてたんだよね」
愛を見失ったリーダー回 本当の愛を求めてインターンへ
大学2年の春、ありささんはマレーシアワークキャンプのリーダーになりました。
「愛にあふれるキャンプにして、愛をつないでいきたい!って思ってキャンプに臨んだんだけど...全然そうはできなかったって思ってずっと泣いてた。」
ありささんがそう感じたのは、キャンパー1人ひとりに「このキャンプに何を求めているか」を聞いたある夜のことでした。
「『希望』とか『夢』とか『目の前の命を大切にしたい』とかみんないろんな想いがあって。『愛のあるキャンプをつくりたい!』って想いが強すぎて、みんなのことを愛せてなかったかもって思ったし、これまで信じてきた愛ってなんだったんだろう?って思いはじめて...挫折したっていうか、愛を見失った感じになった。」
愛を見失ったありささんですが、向き合うことをやめませんでした。半年後にはインターンにチャレンジして、自分にとっての本当の愛は何かを探し続けました。
「結果としては、『本当の愛が何か?』の答えの糸口を見つけることはできたんだけど、うまく言葉にできないのが本音。でも確実に言えることは、これから先も私は愛と離れることができないってことと、答えは簡単に出るものではなくて、一生かけて考えてゆっくりでいいから真実を受け入れていきたいってことです。」
愛だけじゃなく“愛を分かちあっていきたい”
ありささんが大切にしたいのは“sharing love”=“愛を分かちあうこと”。
「これまでの人生で、CFFで出会った子どもたちや仲間、家族や友だち...たくさんの人に愛をもらってきました。今度は、私がもらった愛をこれから出会う人たちと一緒に分かちあっていきたいと思っています。」
さらに、CFFの活動に使っていたノートを見ながらこう振り返ってくれました。
「この3年間はすごく密度の濃い時間だった。CFFにいる自分がいちばん好きかもしれない!」
現在は社会人1年目で事務職に就いているありささん。いまの想いを聞いてみました。
「今は新人なので、仕事のことで手も頭もいっぱいいっぱい。正直余裕がないときが多いです笑 愛を大切にできてないなって思うこともあります。それでも、私の中心にはsharing loveがあって、これからも考えつづけたいです。」
ものごとをありのまま深く広く感じる心を持ち、ときには心折れそうになりながらも向き合い続けたありささん。彼女はこれからも sharing love について考えつづけます。
みなさんが“考えつづけたいもの”はなんでしょうか?
(インタビュアー・執筆:しゅうへい)
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