ということを無限ループのようにぐるぐると考えながら
9ヶ月目の気づき。ここから「築く」ものってなんだろう。
ということを無限ループのようにぐるぐると考えながら
こんにちは、CFF活動メンバーのしゅうへい、きぬ、あみです。
今年はCFF設立25周年。有志メンバーが集まり、お祝いのプロジェクトが始動しました。25周年プロジェクトのテーマは「手をつないで Dear Future...」です。
この合言葉を掲げて、オンラインイベントなどさまざまな企画を予定しています。詳細はCFF25周年特設サイトでお知らせしていくので、ぜひチェックしてくださいね。
そして、ブログでも25周年を盛りあげるため、CFFに縁のある方々のインタビュー記事を投稿していくことにしました。
第1回の今日は、インタビュー記事の目的についてお話します。
目的はずばり、一人ひとりの「Dear Future...」= "大切にしたい未来" を集めていくことです。
手をつないで Dear Future...
「25周年プロジェクトをだれに届けるのか」「なんのためにやるのか」「参加してくださった方々にどんなことを感じてほしいのか」を軸にしてこのテーマに決めました。
大事にしたのは「...」の部分です。話し合いでは、Dear Future CFF(未来のCFFへ)、Dear Future Children(未来の子どもたちへ)、Dear Future Me(未来の私へ)などたくさんのアイディアが出ましたが、Futureに続く言葉をあえて示さないことにしました。25周年プロジェクトに心を寄せてくださる方々一人ひとりに、この後に続く言葉をつなげていただきたいと考えたからです。(詳しくはこちら)
また、現在CFFは、新型コロナウイルスの影響で海外プログラムを開催できずにいます。一見すると活動が止まっているように見えるかもしれません。しかし、5,000人以上いるCFFの参加者一人ひとりが、CFFという共通点を持ち、今このときもそれぞれの未来に向かって生きていること、どんな状況であってもCFFの価値は広がり続けていることを、私たちは信じています。
このブログでは、CFFに縁のある方々の「Dear Future…」をインタビュー記事としてお届けしていきます。
CFFに参加されたことがある方へ・・・
あなたは、CFFでどんな経験をされましたか。その後、どのような生き方をされていますか。登場する方のお話から、昔のことを思い出したり、人生に共感したりすることもあるかもしれません。
CFFに参加したことがない方へ・・・
さまざまな生き方や考え方から、何かのヒントやきっかけを感じ取っていただけたらと思います。
そうして、一人ひとりの大切にしたい未来をシェアできたらうれしいです。
あなたは「Dear Future…」の続きにどんな言葉をつなぎますか?
記念すべき一人目のインタビュー記事は、本ブログサイトで6月25日(金)に公開予定です。
ぜひチェックしてみてくださいね!
CFF25周年特設サイトはこちら
執筆/あみ、編集/しゅうへい
25周年プロジェクト ブログ担当
しゅうへい
・2019春第54回マレーシアワークキャンプ、2019~2020第9回マレーシアファミリーキャンプ参加者
・フリーライター
・キャリア教育団体や場づくり系NPOでも活動
きぬ
・沖縄の大学生
・拠点型子どもの居場所づくり事業スタッフ
・高校でSDGsや異文化理解を学び、海外の子どもたちと関わりたいと思うようになる。CFFでリモートで子どもたちとふれあったことをきっかけに、25周年プロジェクトに参加。
あみ
・2011春マレーシアスタディツアープログラムリーダー 、CFFマンスリーサポーター 他
・クラウドファンディングのサイト運営会社で資金調達のサポート
・日本ファンドレイジング協会認定ファンドレイザー
(この先ベトナムアリマス。どこ?)
気ままブログ、更新します。
事務局内海(けんじ)です。
去年の3月ごろ、夏にはまた海外に行けるだろう、なーんて思ってた時期がずっと昔に感じます。
「コロナが終わったら」という台詞、
終わるってどんな状態だろうなあと思いつつ、合言葉みたいに飛び交っていますよね。
ウィルスは自然の一部で、これまでもあったし、これからもある。
撲滅とか、打ち勝つとか、そもそも前提がどうで、私たちはどうあるべきだろう?
緊急が常態化して、緊急が緊急じゃなくなったら、本当に大切なことが見えなくなってしまうような気がします。
私たちも自然の一部で免疫システムっていうのをちゃんと持ってます。
こころも身体も元気でいること、
それが最大のワクチンであるんじゃないかなあと最近思うようになりました。
私たちの免疫と、ウィルスとの間に動的な平衡状態ができるときが何年後かには来る?
いや、来てもらわないと困ります。
現地にはいつ行けるのだろうか。
コロナによって奪われたのは、命だけでなく、子ども/青少年たちの大事なものも奪っています。
年に一度の文化祭や運動会。
一生に一度かもしれない、
入学式、卒業式。成人式。修学旅行。
埋もれてしまっている声がないだろうか?
外に出られず、マスクで表情も気持ちもわからない状態で、5年後、10年後、通るはずだったところを通らなかった子どもたちに、どんな影響を与えているだろう?
最近は学校から、海外研修の代替でオンラインツアーの依頼を受けることがあります。
本当の意味で”代替”になることは難しいんだろうけれども、CFFなら何か届けられるんじゃないだろうかと、機会を奪われた彼らを前に毎回突きつけられるような感覚です。
そうそう、オリンピックも本当にやるの?って言う絶妙な空気感で時が進んでますが、選手団が来日しましたね。
パラリンピックで基礎疾患のある方はどうなんだろう?ボランティアで高齢者の方は?
疑問は尽きませんが、オリンピックはやらない方がいいでしょ、と思う一方で、子どもたちの運動会はやったら?と思ってしまうのはなぜだろう?
オトナの思惑を感じるからかな。自分ごととの距離感かな。
わたしのことは大切で、よくわからない誰かは大切じゃない?
そんな基準で測っていないだろうか、と自問自答しています。
オリンピックはやるべきかどうか、
運動会はやるべきかどうか。
もちろん、ある意味では、やるべきで、
ある意味では、やるべきでない。
その”ある意味”をたくさたくさん対話して、どちらの立場からも共通の了解をとるにはどうしたらいいだろう?
悶々としながら京王線に揺られています。
続く。
CFFジャパン事務局 内海研治
こんにちは。事務局の田代(みちか)です。
こんにちは、お久しぶりです。
事務局の高梨(なっしー)です。
昨年4月に長男を出産し、
約1年間育休をいただいていました。
産休・育休前は仕事モードから
子育てモードに切り替えられるのか心配していましたが、
生まれてみると子育ての日々が怒涛すぎて、
心配及ばず、すっかり子育て脳になっていました。
そんな私ですが、この4月から
月・金曜のみ事務局に復帰して、
地域の子育てひろばを担当させてもらうことになりました。
産休・育休期間中、
コロナの影響で様々な産前プログラム、
親子プログラムが中止になる中、
私が常に不安なく楽しく子育てできていたのは、
【気軽に話せる場所】
が身近にあったから。
家の中で子どもと二人きりだと
会話もなくお世話だけで1日が終わってしまったり、
代わり映えがなくて淀んでしまうこともあったり、
思うようにいかなくてストレスに感じてしまったり。
そんな時、私自身は
地域のコミュニティガーデンでの話しながらの作業や
お産学校の仲間との定期的な集まりに、
とっても救われていました。
わざわざ予約をとったり子育てダイヤルに電話をして
相談するまででもない、
ちょっとした気になりごとや困りごとを、
普通の会話の中で気軽に話せる場。
そして、互いに笑いあえる場。
そんな場があったから、
コロナが騒がれている中でも全くの不安なく
楽しく育児ができていたのだと思います。
こんな場所が地域にたくさんできたら
親御さんたちも心強いだろうし、
子育てライフも安心して楽しめるんじゃないかなぁ。
産後鬱も減ったりするんじゃないかなぁ。
そんな思いもあり、
出産から1年たったこのタイミングで、
さわやか福祉財団の助成金をいただき
地域への子育てひろばを開始することにしました。
祝日を除く月・金の10:30-15:00で開催してます。
CFFらしく、多文化・多世代、
フィリピン・マレーシア・ミャンマーの子どもたちと繋がったり、
更には地元の農家さんや福祉施設と繋がるのもいいなぁ。
来るといろんな価値観、考え方と触れ合えて、
いろんな学びがあるような、
このご時世だからこそ逆に、
有機的な関係性で
育ちあえる場になっていくといいなぁ〜。
そんな願いを持って、試行錯誤でやっていこうと思います。
お近くに来た際には、ぜひ覗いてみてくださいね^^
(じむきょく裏庭にて。よしのさんが木苺の花だよと教えてくれた。)
あれだけさむかった冬から、なんだか春の気配。と思ったら一気に桜が咲き、東京はもう葉桜ですね。気ままブログ、ちょっと気ままが過ぎました。
久しぶりの投稿です、事務局内海(けんじ)です。
10月から始めた放課後デイサービスのアルバイトをやめました。この春からCFFジャパンへ常勤で戻っております。
CFFが休業となって始めたアルバイトですが、たくさんたくさん学びがありました。
子どもたちとの関わりから教わることが多く、かけがえのない出会いに、会えなくなってしまうことがちょっぴりさみしかったりもします。
春は”おわりとはじまり”がいっしょにきて、みなさんにとっても変化のときですね。
CFF活動メンバーからも卒業や入職の報告をもらいました。
なんだろうなあ、この親心みたいな感覚。
がんばれ、と、がんばりすぎるなよ、と。
ぜひぜひCFFで学んだことをそれぞれ置かれた場所で実践してほしいと願っています。
社会ではCFFみたいにはいかないな、と思うことばかりだと思います。
思い通りにならないときこそ、受け取るべき学びを受け取れる自分であれるように、落ち込みすぎず上手にお仕事とも自分自身とも付き合ってくださいな。
きっと必要なことが必要なタイミングで与えられているはずです。
いっしょにがんばりましょう!
ということで、この春からアルバイトをやめて事務局に戻ってきました。
ハローアゲイン、CFFじむきょく。
続く。
CFFジャパン事務局 内海研治
お久しぶりです。事務局の田代です。
今、ミャンマーで起きた国軍によるクーデター、大規模なデモ、そして軍による市民の弾圧。連日メディアでもニュースになっており、CFFに関わるみなさま、特にミャンマーへ渡航した経験があるみんなは、とても不安な気持ちでいるかと思います。
通信が制限されている中なかなか情報を得ることも難しいのですが、今日はこの一ヶ月の中で聞いた話、得た情報など現地の人たちの声を中心にみなさまに共有したいと思います。
===3月5日===
CFFミャンマー事務所スタッフのをはじめ、現地在住日本人の方、ミャンマーにルーツをもつ在日の方にオンラインでミャンマーの今について話を聞かせていただきました。
<3/5時点>
●デモ隊と軍の抗争としては、デモ隊が集まる→催涙弾を投げる→ちりじりに逃げる→逃げた人を捕まえる、といったことが繰り返されている。デモに参加していなくても近くにいた場合拘束される危険性は大いにある。
(現在はデモへの参加有無関係なく、人々が暴行を加えられるケースが多発している)
●銀行が停止している状況は今も続いている。デモ参加者たちもかなりギリギリの状況で行なっている。軍との我慢比べ状態。あと1ヶ月ほどで限界を迎えることが予想される。
●お金もない、仕事もない状況の中、生活困窮者がますます困窮する事態になっている。デモに参加すると食事を提供してもらえるため、食べるためにデモに参加する人も出てきている
●インセイン(CFFのツアーで訪問するスラムがある地域)の子どもたちは、基本的に家の中にいて外に出ないようにしているため今は安全が確保されている。
またCFFミャンマーのスタッフが、どのような思いでデモに参加している心境を話してくれました。
デモになぜ参加するのかは、今やらなくてはいけないことだから。
何もせずに生き抜けたとしても、それは死んでいることと同じ。
命をかけて、今を変えるためにデモに参加している。
連日デモにも参加しているようで、命を顧みない覚悟や決意のようなものが見えるからこそ、彼自身の身が本当に心配になりました。
参加者からも、どうか命は大切にしてほしいとのコメントが寄せられました。
オンラインイベントの約2週間後に、またスタッフとはコンタクトを取ることができましたが、以前より疲れが顔に浮かんでいたように感じました。
===3月12日===
CFFのキャンプでは日本人参加者と同年代のミャンマー人青年も参加してくれます。当時一緒にキャンプを過ごした青年たちも皆、デモに参加している様子をFacebookなどにあげていました。
そのような中、一人のメンバーが軍に拘束されたとの連絡がありました。
軍に拘束されるとなると、鞭打ちといったひどい拷問を受けることも少なくありません。そのような中、ほんの数日、軽傷で釈放され、本当に安堵しました。
CFFの活動地であるインセイン地域でのデモや軍との抗争も、日々激化しているとの連絡が入っています。
===3月30日===
つい先日、ミャンマーのプログラムにも参加してくれた現地人キャンパーから個人的に連絡がありました。
クーデター開始直後に連絡を取ってから、1ヶ月近くやり取りはしていませんでした。
Facebookやメッセンジャーといったツールは監視されている可能性が多いため、軍に対する批判的なコメントは彼らを危険に追いやる可能性があるからです。
「連絡をとって大丈夫?」
と聞いたところ、
「あとでメッセージは消させてもらう。けど、通信が遮断されるのも時間の問題で、いつ連絡が取れなくなるか分からないから伝えておきたい」
といって、色々と現状を話してくれました。
多くの人がヤンゴンから逃げ出している。
けれどもわたしはヤンゴン生まれヤンゴン育ち、
親戚がいないからヤンゴンを離れることもできない。
この前家の近くで抗争があり、
いろんな人がわたしの家にも逃げ込んできた。
そうしたら催涙弾が家の中に打ち込まれた。
幸いそれ以上のことは何もなかったけど、ドアが壊されちゃった。
最近は護身のためにハサミやナイフを枕元に置いて寝ている。
軍は銃を持っているから、意味がないと分かってはいるけど…
怖くて、心安らかにゆっくり眠れる日がない。
私も信じられないけど、これが今のミャンマーの現実。
どうかミャンマーのこと忘れないでほしい。
ミャンマーのことを祈ってほしい。
わたしは何をどうコメントしていいのか、言葉に詰まりました。ただただ、恐怖の中にある気持ちを受け止めること、そして
「もし通信が遮断されて、連絡が取れなくなったとしても、忘れない。いつでもミャンマーのことを思い、祈っているよ。どうか無事でいて」
こういった言葉をかけることが精一杯でした。
全く罪もなく、なんの非もないミャンマーの人々。普通の日常を過ごしていた毎日が、護身用のナイフを携えて眠る日々に変わる。
みなさんは想像できるでしょうか。
今、状況は良くなるどころか悪化の一途をたどっています。
日本にいる私たちに何ができるのか。現状、できることはほとんどないと本当に悔しさでいっぱいです。
日々の生活の中、意識していないとミャンマーのニュースを耳にする機会も減ってくるかもしれません。けれど、情報が入ってこなかったとしてもいまは状況が改善しているわけれではありません。
どうか、ミャンマーで今、起きていることを忘れないでほしい。
CFFジャパンとしても、ミャンマーのためにできることがないのか、考えています。今は何もできない状況であっても、いつか支援が必要なタイミングがやってくる。その時に向けて何かできることはないのか、検討しているところです。
またみなさまにも共有できる情報が出てきたら、お知らせさせてもらえたらと思います。