CFFジャパン事務局スタッフのブログ

NPO法人CFFジャパン事務局スタッフのブログです。仕事のことに限らず色んなことを書いていく予定です。

この世界の片隅に

こんにちは。事務局スタッフの石井です。

もう3ヶ月くらい前になるのですが「この世界の片隅に」観て来ました。「すべての日本人に観て欲しい。」強くそう思う作品でした。

 

そして映画がとっても良かったので原作漫画も購入。

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遊郭にいるリンさんとの話が映画版より多かったり、不発弾のシーンがもっとあっさり描かれていてそこに大きな波を持って来ていなかったりと少し映画版と違う部分もありました。

そしてなによりアニメーションと異なるのは文字(セリフ)が流れていかないので、ひとつひとつの言葉がとても心に響きます。

「暴力で従えとったっていうかことか…それがこの国の正体かね。うちも知らんまま死にたかったなぁ…」

従順な日本国民として生きて、たくさんのものを失って、迎えた終戦。なぜ自分が生き残ったかわからないけど、でも自分として生きていく。そんなすずさんに心打たれました。


派手じゃなくても良いから、自分の人生をちゃんと生きていこう。自然とそう思わせてくれる作品でした。


ちなみにまだまだ映画も上映中みたいです。

劇場情報→http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=548

壮大なスケール
激しい戦闘シーン
その中で劇的に描かれる感動の人間ドラマ

そういうドラマティックな一部だけが切り取られた戦争映画ではなく、誰にでもあるような泣いたり笑ったりの当たり前の日々が不思議なテンポで、淡々と進んでいく。

そんな中で、突然に顔を出す「戦争」という現実。そしてどんな日々であろうとも自分の人生を生きていく人たち。

人として大切なことをそっと教えてくれる。そんな映画です。


映画『この世界の片隅に』予告編

寄付を通じて社会が変わる!?

こんばんは、事務局のなっしーです。

 

今年度も今日が最終日。

 

CFFの活動メンバーでも、明日から新社会人になる人が多いですよね。

大学1年生の時からCFFに関わってくれていた学生が社会人になるとは、

嬉しくもあり、ちょっぴり寂しくもあり。笑

 

職種は違えど、これからは同じ「社会人」として、ともに頑張っていきましょう!

たまには事務局に来て元気な顔を見せてね〜!

 

 

・・・と。

そんな新社会人になるみなさんへ(勿論それ以外の方へも)、朗報です!

 

 

この度CFFジャパンは3月14日に、

東京都より「認定NPO」を交付され、めでたく

認定NPO法人 CFFジャパン」になりました!

 

認定NPO法人というのは、

NPO法人のうち、所轄庁(CFFジャパンの場合は東京都)から、

公益性や健全な運営体制など、一定の要件を満たす法人と認定された法人のことを言います。

 

認定NPOになると様々な税制優遇制度を受けられることになって、

みなさんがもしCFFジャパンに寄付をしてくれた場合は、

確定申告をすることで支払った税金が還付されるようになります。

(簡単に言うと、みなさんが1年間でCFFに寄付してくれた金額の約半額が戻ってくるようになります)

 

 

と言っても、そもそも税金ってどんなものなのか。

何に使われているのか。

 

実際のところはよくわからなかったりしませんか?

 

お金や税金のハナシって、あまり日本の教育の中ではされてこないですよね。

 

だから、当然のように毎月支払っている税金が何に使われているのか、

興味すら持ちにくかったりします。

 

ということで、今年度(平成28年度)のデータを調べてみました。

 

 

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平成28年度一般会計予算(平成28年3月29日成立)の概要 : 財務省 より

 

そう。

私たちが毎月支払っている税金の多くは社会保障関係費(医療・福祉等)に使われています。

ついで大きいのが国債費(国の借金返済)。

その次が地方交付税交付金地方自治体に交付されるお金)となっています。

 

上記3項目だけで、支出の約7割を占めています。

 

4位 公共事業関係費

5位 文教及び科学振興費

6位    防衛関係費

 

「その他」の中には、経済協力費、いわゆるODAなど、開発途上国への支援なども含まれています。

 

そして6位の防衛費は、軍事費でもあります。

 

 

私たちが支払っているこのような税の使いみち。

みなさん知っていましたか??

 

そして国に納められるこれらの税金の使いみちは、

私たち市民には自由意志で選択することができなかったのです。

 

 

けれど!

 

認定NPOの寄付金控除制度を利用することで、従来税金として国に納められて、

行政によってのみ決定されていたこれらの税金の使いみちを、自ら決められるようになるのです。

 

つまり、

さまざまな社会課題の解決を全て行政に託すのか、自らが応援する認定NPOに託すのかを選択することができるようになり、地域づくりや社会変革のあり方に、自分の意志を反映させることができる

 

ようになるということなのです。

 

認定NPO法人に対する寄付は、寄付者のみなさんだけでなく、

私たち団体側にとっても税制上の優遇措置を受けることができて、

事業推進のための資金を集めやすくなるメリットのある制度です。

 

だけどそれ以上に

 

「税金の使い道を自分たちで決める」

 

という社会変革に参加できる制度でもあるのです。

 

これから社会人になるみなさん。

 

未来の社会づくりに向けて、あなたの意志と税金の一部を、CFFジャパンに託してみませんか??

 

>>税制優遇や寄付金控除についてはこちら

www.cffjapan.org

Sharing Love One Day Trip♪

ミンガラーバー!
ミャンマーより事務局の田代です。
明日から始まる第4回ミャンマースタディキャンプに向けてヤンゴンに滞在しています。

1年に一回の訪問だと、町の雰囲気の微妙な変化も感じられ、
少しずつではありますが前進しているのを感じます。
その中で子どもたちが生活する環境など変わらない現実もあり…
CFFがこれからもミャンマーで活動していく意義を考えさせられる毎日です。

そんな中!
CFFのミャンマープログラムを協同で行っているSharing Loveの活動にも参加してきました。
今日はミャンマーの子どもたちの様子をみなさんにお伝えしたいと思います^^

※Sharing Loveって?初めて聞いた!という方…詳しい説明は最下部にどうぞ!


★Sharing Love初の試み!One Day Trip♪

One Day Tripとは?いわゆる遠足のこと。
2015年より開講したSharing Love schoolの子どもたち。
それまでは学校へ行ったことがない子どもたちがほとんどで、
もちろん遠足に行ったこともありません。
ヤンゴン市内をみんなで散策することはありましたが…今回はなんと!
・バスを貸し切り!
ヤンゴンを飛び出して!
みんなで遠足に出かけました♪

集合は朝6:30に教会…早い…けど子どもたちはみんな元気!
おそろいのTシャツ、帽子で準備もおっけー☆

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エアコン付きのバスに乗るのも初めて♪ 大興奮の子どもたち!

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さぁ元気よく出発!!と思いきや…
車酔いで大惨事;;;

先生方も予想の上で、バスに乗る前に貼る酔い止めを子どもたちに貼ったり
薬を飲ませたり、全員にビニール袋を渡したり…
けれど初めての長距離バス。
1/3の子どもたちは到着する前にぐったり;;;
先生たちも文字通りバスの中をいったり来たり大変そうでした;;;
 

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(shearing loveの先生たちと。車内が忙しくなる前の一枚)

目的地へ到着すると…先ほどまでぐったりしていたのが嘘のよう、
みんな元気に裸足でパゴダへ向かいます。

そう、今回は「バゴー地域でのパゴダ巡り♪」の遠足です
※パゴダとは!…上座部仏教のいわゆる「お寺」です。
日本と違ってキラキラ宝石もたくさん使っててとても豪華!
マナーとして、必ず素足で入らなくてはいけません。
 
1つめ:チャイプーンパゴダ

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4つの側面で全部顔が違う。ガイドブックにも載っている有名なところです。
下から見上げると…

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なかなかの迫力です。笑
 
2つめ:シュエモードパゴダ
こちらもとても有名。ミャンマーで一番高いパゴダ!

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ヤンゴン市内ではシュエダゴンが有名ですが、高さでいったらこちらが上です。
2年前に来た事がありましたが、そのときは入場料がかかるので外で見ただけ(笑
今回はちゃんと中に入りました!
 
その後も2〜3こくらいのパゴダへ行き…
お昼ご飯♪

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レストランでみんなでご飯を食べるのも初体験!
カレー屋さんでしたが、好きなカレーを自分で選んで各テーブルに分かれて食べました。


ご飯を食べたあとも
パゴダ、パゴダ、パゴダ!行き過ぎて途中から数えるのを止めましたが…
おそらく10カ所近くは行きました。

 

どのパゴダに行っても子どもたちは自分たちで、
まずはしっかりとお祈りをし、お参りもしていました。
また寄付を集める箱がありますが、そこにも自分たちのお小遣いを入れている子どもたちがいました。

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Sharing Loveの活動母体は教会ですが、ミャンマーは8割が仏教徒の国です。
子どもたちも必然的に、ほとんどの子が仏教徒になります。
そんな子どもたちの大切にしているものをリスペクトし、パゴダ巡りの遠足であったこと、
子どもたちも小さいながらに、パゴダでのマナーをわきまえていることに
驚きつつもとても感動しました。

帰りのバスは、疲れてみんなで爆睡…!

ヤンゴン市内の子どもたちの居住近くまで送って、今日の遠足は終了♪
みんな元気に、笑顔で帰宅しました。

 

最後に…遠足での集合写真。後ろの大仏が切れてる笑

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※Sharing Loveって?

CFFが現在ミャンマーで活動するにあたり欠かせないカウンターパートである
ユアマ教会(通称YBC)の社会活動の一つ。
YBCと同じ地域にあるスラムに生活する子どもたちへ、識字教育を行う学校を開いたり週に一回食事を提供したりしている。

▼Sharing Love School
→2015年10月より開講。現在月〜金(9:00〜11:00、13:00〜16:00のクラス)の週5日、
午前午後と分かれて幼稚園・小学校を開く。生徒数40名程度。
子どもたちの中には、平日はsharing love schoolへ通い、土日は働いている子どもも
今回の遠足はこの40名の子どもたちを対象に行う。
今後、学校には来れていない子どもたちへも、規模を拡大させたいとのこと。

▼毎週土曜日のSharing Loveの活動
→上記の学校にも通うことができない(仕事をしている等の理由から)
子どもたちも含め週に一回子どもらしい時間と食事を提供することを目的に行われている。
9時〜11時まで教会で歌や踊り、イベントなどを行い、
食事を提供して子どもたちは帰宅。
多い時には100名程度の子どもたちが集合する。

▼その他…子どもたちだけでなく、子どもたちの親への支援も
→「親が教育の大切さを理解していない人も多い」。
スラムに生活する人々にとって子どもたちは大切な家庭の働き手。
子どもが学校へ行くとなると、収入が減るという理由もあり
学校へ通わせることができない親もたくさんいます。
そんなスラムに生活する親たちに対しても、月に一回教育の大切さを伝える
時間を作っています。(参加してくれた人には、食事やお土産を用意)

Sharing Loveは様々な活動を展開していますが、決して財政状況が豊かなわけではありませんが。
そんな中理解を示してくれた国内外の団体からの支援を受け活動が成り立ち、
また先生方も自分たちの時間を惜しみなく子どもたちのために使っています。

これだけのすばらしい活動にCFFが関わらせてもらえることに感謝しています。

「こどものため」とは?

こんにちは!このブログ初登場になりますあっきーです!現在インターンとしてCFFフィリピンに滞在しています。フィリピンに来てから早いものでもう1ヶ月が経ちました。(3月はじめに作成してらもった記事です。)

すでに17春シーズンも2プログラム終了し、アシスタントとしてもたくさん関わらせていただきました。そんな楽しい毎日の中で感じたちょっとしたモヤモヤについて書かせていただきます。

CFFフィリピンにいて一番考えること、それはやはり「こども」についてです。

フィリピンに来るのは初めてでしたが子どもの家に着いた初日、こどもたちは緊張していた私よりずっとフレンドリーに接し、私を受け入れてくれました。

その日から私を見かける度に「クヤー!(お兄ちゃん)」と笑顔で話しかけてくれます。

スタッフをはじめとするCFFをサポートしてくれている人たち、日本人キャンパー、ビジターの人たちなどたくさんの人がこどもたちに愛を注いでくれます。

こどもたちが成長していく中で、こどもの家での生活はとても大切な時間となります。

いつも元気なこどもたちはほぼ毎日誰かしら、スタッフに叱られてます(大体は些細なことですが...)。

しかし、私にとってはこの「叱る」ということがとても難しいです...。

例えば時間になっても遊びをやめられなかったり、ご飯を食べきっていないのにおしゃべりしていたり、人のことを叩いたり、マナーやルールを守らなかったり。

かわいさがゆえに「まぁいっか」と許してしまったり、注意はするが笑顔だったり、なかなか心を鬼にできません。

その行動は本当にこどもたちを想っての行動ではなかったなといつも後悔してしまいます。私にはこどもや教育、福祉の知識もなければ、タガログ語も大してできません。

叱る時だけでなく、こどもが怒ったり、悲しんでいてもこどもの心情を理解しきれないし、かけてあげられる言葉も出てきません。

こどもは一度許されると甘えがでてしまいます。この人なら大丈夫と行動を人で判断するようになってしまいます。

こどもたちの将来を本当に考えたとき、退所してからのことを考えたときの自分のふるまいこそが本当の意味での「こどものため」なんだなと私は思います。

優しさだけでは愛にはならない。そんなことを痛感させられました。

明日こそは!と思っても結局できない私ですが、残り1ヶ月トライし続けたいと思います! 長い文ですがここまで読んでいただきありがとうございました!

山奥の村Baito

事務局スタッフの石井です。

久しぶりにフィリピン・スアルの山奥にあるBaito村へ行って来ました。この村は2009年〜11年にかけて第60,66,72回フィリピンワークキャンプを実施した場所。

山道を歩いて40分。

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当時は電気もなく、水道もない。いま思い返しても本当に良くここでキャンプやったなって思います。

水道は第60回ワークキャンプで作ったタンクがいまも機能してるものの、この時期(乾期)はすっかり枯れてしまいちょろちょろとしか水は出ません。川やわき水からの水汲みは変わらず子ども達の仕事。

いまは電気も通ったのですが、いまも変わらず現金収入が十分にあるわけではないので、家の中の電気は控えめで以前のように子ども達は夜になると携帯の明かりで勉強をしてました。

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小学校は3年生までだったのが、6年生まで村で勉強できるようになりました。けれど、小学校を出て高校に行くとやはり毎日山道を学校まで往復しなければいけないのも変わっていません。

それでも変わらずに山に生きる。Baitoの人たち。

「なんでこんな不便なところで生活してるか不思議に思うでしょ?でも、これが私たちの生活で、ここが好きなの。町に行くのに毎日何キロも往復してね笑」

なんも小難しいことはなく、ここに山に生きる理由はそれだけ。そうやって笑いながら話してくれる。

変わらないなって思います。

僕ら日本人が失ってしまった大切なものがここにあるって思うし、ここにくるとそれを実感できる。けれどそれを取り戻すことはとても難しく、「ここの暮らしが良いな」って思ってもやっぱり僕らは便利な日本の暮らしを快適に感じてしまう。

今回はスタツアでホームステイさせてもらったんだけど、すごく温かく受け入れてくれて…あのときキャンプを通して築いたものがいまもここに、この人たちのなかに活きてるんだなって実感しました。

気づけばここに泊まるのは5年ぶり。あのときチビだった子たちがすっかり大きくなりました!

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あの日に思った”いつか”という日

こんにちは!フィリピンより石井です!
4月がこっちは真夏なのですが、まさに真夏に向けて暑い日々が続いています。

さて、フィリピンスタディツアーが終わって最初の日曜日。3月5日のこと。

今回は去年からスタッフになったひろしががんばってワークキャンプを引っ張ってくれているのと、プログラムの間の期間がいつもより少し長いこともあって休みの日にだいぶ余裕ができました。

そこで「子どもの家」を退所してもうすっかり大人になった”子どもたち”と再会してきました。

お持ち帰りでお昼を買って、みんなでビーチへ!

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「子どもの家」を退所してから10年以上立っている子もいて、それから顔を合せることはあってもなかなかこうやってゆっくり過す時間はなくて、みんなでご飯を食べながら色々話しているととても懐かしい気持ちになりました。


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それぞれの近況を話したり、将来のことを話したり、思い出話をしたり…。

みんなの共通の思い出といえばやっぱり「子どもの家」で過した時間で、キャンプで日本人と過した時間が特に記憶にあるようで

ウェルカムパーティでのダンスで何が得意だったとか

日本人から教えてもらったソーランソーランとか

浴衣を着て習字をしたこととか

米を蒸してみんなで叩いてお菓子を作ったとか(餅つき)

竹を切って上から水を流すのと一緒に麺を流して食べたとか(流しそうめん

みんなの中にCFFでの時間がいまも残ってるししっかり生きてるんだなって実感しました。

 

それからその場所がちょっとしたビーチリゾートっていうこともあり、子どもが来て物乞いをしてきたんですけど、すぐに色々話して仲良くなって僕らが買って来たお昼を一緒に食べたりして…以前は同じような状況に彼らがいたことを思うとなんとなくひとり感慨深くなったりしていました。

僕がフィリピン「子どもの家」を初めて訪れたのは12年前。

そのとき「いつかこの子たちも大きくなって大学に通って、仕事をして、家庭を持ったりするんだろうな…どんな大人になるんだろう?」

なんて思っていたその”いつか”がいまちゃんとここにあって、そして自分がそこに一緒にいることがとても幸せな時間でした。

まだ学校に通っていたり、仕事を一生懸命がんばっていたり、家庭をもっていたり…いま住む場所も進んでいく道もそれぞれ違うけれど、過去があり、今があり、そして未来がある。

いずれにしても僕らはみんな同じ時間を共有して生きている。

12年間もう毎年フィリピンを訪れていて、毎年顔を合せて日々を一緒に過す子たちもいて。僕にとってはそれだけ長い時間を過すのは家族以外にはほとんどいなくて、もうここを離れられないくらい長く居過ぎてしまったなぁと思うし、そう思える場所があることは幸せなことなんだなと思っています。

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村との協働で見えたこと

こんにちは。日本に一時帰国中の事務局員ひろしです。

先週の2月17日に104回フィリピンワークキャンプを無事に終え、

そこで私が感じたことを少し書きたいと思います。

 

104回ではカマグシンガラン村というCFFフィリピン「子どもの家」から

車で30分の場所でキャンプを行いました。

村の人たちは、キャンプが始まる前から、

日本人が来ることをとても楽しみにしており、

キャンプの準備から共に進めていきました。

 

宿泊場所、食事、遠足、ワーク、キャンプファイヤー

3回行うパーティーも、村の人達と相談して実施しました。

私たちCFFがやりたいことをやるのではなく、

村の人達と協働してプログラムを作ることに

私はとても大きい意味を感じました。

 

それは、71年前。第二次世界大戦でできた大きな溝があった中、

村の人達に日本人が受け入れられ共に村の未来のために、

ワークをしている姿を見ることができたからです。

CFFがプログラムで必ず行うピースセミナーの中でも、

「これからを担う若い世代が素晴らしい関係を築くことで、

未来がより豊かになっていく。」と以前話してくれました。

 

多くの悲しみ、苦しみを乗り越えて、

今CFFがフィリピンで活動をしていることに感謝の気持ちが

湧いてきました。これからもこの素晴らしい関係を築いていけるよう、

自分が出来ることを精一杯やっていこう、この積み上げてきたのもを

新しく出会う人達に伝えていこうと思いました。

 

これから始まるプログラム、そして今行われている

44回マレーシアワークキャンプが現地の人たちと参加者みんなが、

未来への希望を抱けるよう、取り組んでいきます。

 

長くなりましたが、今日はここまで。

ありがとうございましたー^^