2017年春、CFF海外プログラムインターン「いってきます!」
CFFジャパン青年育ち合いビジョン(仮称)策定プロジェクト
こんばんは。CFF事務局スタッフひろしです。
1月20日お送りしたCFF会報誌※「らぶれたー」の記事にありました、「CFFジャパン青年育ち合いビジョン(仮称)策定プロジェクト 」の全文を掲載します。
※らぶれたーとは?
CFFが年に1度発行している会報誌です。最近キャンプに参加された方や、CFFサポーターの方、CFF事業に寄付してくださった方にお送りしています。
「らぶれたー」はCFFの”今”を伝える内容です!新規でCFFサポーターになってくださった方には、お送りしますので、ぜひCFFサポーターになってCFFの”今“を知っていただければと思います^^
では!CFFが目指す青年育成についてぜひ!読んでみてください!
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CFFジャパン青年育ち合いビジョン(仮称)策定プロジェクト
〜CFFはどのような青年を育てたいのか、そしてどのような役割を担うべきか〜
「自分のあり方・生き方を考え、互いを尊重し、可能性を高め合い、それぞれの目標に向かい自律し、共通の問題の解決のために 協働する青年」これは今から20年前、CFFジャパンの設立趣旨書、冒頭部分に示された「育てたい青年像」です。
その後の20年間、約3,800人ものたくさんの青年がCFFのプログラムや活動に参加し、実践を積み重ねてきました。20年経っても変わらないこと。20年を経て徐々に変わってきたこと。
今、これまでの実践を振り返り、そしてこれからのビジョンを自分たちの言葉であらためて示すことを目指して、CFFジャパンでは2015年からプロジェクトを開始しました。今回はその概要をお伝えしたいと思います。
(1) なぜこのプロジェクトを始めたのか
1、青年たちとCFFの姿の変化(?)
近年、CFFに参加する青年の様子として、自分自身に課題を抱えている様子が顕著になってきたように感じます。
なんだか生きづらさを抱えていたり、自分を認めることができなかったり、とくに目標がなかったり。
CFFのスタッフもよりそういった面に着目するようになりました。
以前と比べて国内活動があまり活性化しなかったり、また学生時代にCFFで活動した青年が就職後、なかなか社会で力を発揮できない、といった問題も見受けられました。
CFFが日本で取り組んでいるのは、「子どもの貧困」といった見えやすい問題ではありません。
既存の文脈では語れなくても、しかしそこには社会構造に影響する大事な問題がある。この問題を明らかにしたいと思いました。
2、教育機関に向けてCFFの人材育成の意義を伝えたい
2014年ごろより、提携している旅行会社のつながりもあり、大学や高校との協働事業が始まりました。
今後も増やしていきたいところではありますが、CFFではこれまで学生世代に向けた広報を得意としてきた反面、いざ「大人」の人に向けて自分たちの意義を語ろうとしたところ、言葉がありません。
学校側としては、海外で安全に体験学習ができるフィールドを求めていることが主で、人材育成団体としてのCFFにはそれほど関心がないか、ワークキャンプが「自己満足」のように見なされることもあります。
もちろんCFFとしては単なる活動地の提供ではなく、CFFの人材育成の価値を理解してもらいたいわけです。
昨年末には20周年プロジェクトの手により、「身近な人」にCFFの価値を伝える記念冊子が完成しましたが、このプロジェクトでは教育機関向けにCFFの人材育成の価値が伝わることを目指しています。
3、2020年に向けた事業活動のあるべきビジョンの具現化
CFFジャパンでは、2013年から2014年にかけて団体ミッションを再定義しました。
「わたしたちは、未来の基盤である子どもと青少年と、共に育ちあいながら、その誰もが未来に希望を持てる社会を築きます。」
そこで分かったことは、子どもと青年は不可分であるのと同時に、日本で直接向き合っているのは青年であること。
そして、このミッションだけでは抽象的なので、次の段階としてミッションをどう具現化していくかのビジョンが必要であること。
20周年を迎えるにあたって、中長期計画とともに検討していくこととしました。
(2)どのようにプロジェクトを進めているのか
このプロジェクを始めるにあたって大切にすることを5つ挙げました。
- 新しい取り組みよりも前に、まずは今CFFジャパンが直接向きあっている人やコトを対象にすること
- 「自分たちはいいことをしている」「こんなことがしたい」ではなく、社会的ニーズの分析に基づいて客観視すること
- メンバー間で共有するだけでなく、相手に「伝わる」ものであること
- 外部視点、とくに類似の問題に対して現場で実践している人たちの意見を大切にすること
- CFFでこれから中心となる担い手(スタッフ)が自分の言葉で語れる力をつけること
そして、何よりもCFFがやっているのは、青年に対する「支援」ではないという立ち位置を意識し、CFFの当事者(青年)の声も大切にしています。
以上を踏まえて、以下のメンバーで「青年育成ビジョン検討会」を実施しています。
- 外部の実践者
(大学ボランティアセンターでの国際協力、ワークキャンプ、野外教育、学生や若手社会人の地域参加、高校でのボランティア教育、社会的弱者への支援)
- CFFの当事者
- (元キャンパー、活動メンバー、リーダー・インターン経験者)
- CFFのディレクター、理事(理事会でも議論)
(3)見えてきたこと
まず前提として確認できたのは、CFFは単に青年の日常や人生の悩みを解決したいのではなく、社会の担い手、もっというと社会問題解決の担い手を養成したいということです。
社会問題の解決というと、「社会起業家」を目指して…といったことがイメージされますが、必ずしもそれだけではなく、日常の当たり前を大事に身近な人や集団から動いていく、といったことも含まれます。
そういった人材に育つためには、社会で実践していくためのスキルや知識、そして何よりも活動の経験、これらはもちろん大事なことです。
しかしCFFの人材育成の特徴としては、それらよりも前にまずは青年自身の内なる課題に寄り添い、自分や他者を「ケア」できるようになることを重視しています。
そういった力を基盤として初めて、世界や地域での出来事が対岸の火事ではなく、自分自身の痛みのように受け止められるのではないでしょうか。
実際に、2016年春のCFF海外プログラム参加者に向けたアンケートからは、プログラムへの参加によって参加者自身の自尊感情が顕著に高まっているという結果が出ました。
CFFプログラムにおいて、このような変化をもたらすメカニズムとしては、「シェア」と「ケア」が重要な要素だと思われます。こういった仕組みについてもまとめをしているところです。
(4)これから検討すること
まず1つ目は、現状のCFFとしては内なる「青年育成」のニーズに対して成果を上げていると思われるものの、今後もそれ自体を目的化していってよいのか、それとも「社会」に対しての直接の働きかけを強めるべきか、という論点です。
社会の担い手養成のためには、CFFの中でも実践力が養成される場(現場の活動)をもっと作るべきなのか、やるとするとどこまでやるべきか、やれるのか。
さまざまな社会問題がある中、そういったことへのきっかけづくりに特化すべきなのか、それとも特定の問題を解決する活動が立ち上がるべきなのか。
この議論は、今後のCFFの事業活動のあるべき姿のデザインにつながります。
2つ目は、このビジョン検討の成果をどのように示していくかです。伝えたい相手としては、外部の教育関係者や若者支援・青年活動関係者、CFFの支援者やCFFメンバーの保護者、そして何よりもCFFの活動メンバーへ。
CFFのみなさんとはもちろん、同じようなニーズや課題に直面していたり、同じような価値を大切にしている方々とネットワークを拡げ、人材育成の潮流を変化させていきたいと考えています。
2017年のCFFは!?
遅くなりましたが、2017年明けましておめでとうございます!
CFF事務局も仕事始めから今日で3日目。
年末年始や成人の日の連休でたまった仕事に大忙しの日々です。
年末年始で事務局がお休み中も、ありがたいことに11人の方から海外プログラム参加申込をいただきました!
そしてそして、現在の申込状況は…満席まであと8人!
CFF史上最速最高の集客状況です。すごい・・・!
リーダーズ始め、大学や地域で広報を頑張ってくれている一人ひとりの働きのおかげです。
本当にありがとうございます!
こうしてこの春も、新たな参加者さんが現地での様々な出会いを通し、
新たな価値と出会って、それがまた広がっていくのですね♪
そんな好調な春プログラムのスタートから始まる2017年。
CFF事務局としては
認定NPO取得を目指したり、
CFFの青年育成のあり方を深めたり、
他機関との連携を模索してみたり、
マレーシアでインターナショナルコンベンションをしたり。。
と、例年通り盛りだくさんの予定です!
目指したい未来を見据えながら、今年もともに、どうぞよろしくお願いします!
CFFジャパン事務局スタッフ一同
毎年恒例、仕事始めの事務局スタッフ一同の初詣&おみくじ。
今年も一人ひとり、良い年にしていけますように♪
事務局インターンご挨拶!
皆さんこんばんは!
12月から事務局インターンをさせていただいているPST30 PWC101のすみれです。
挨拶が遅くなってしまってすみません!
12月から5月までの約半年間という長期間ですが、
事務局業務の補佐はもちろん、自分自身の課題に向けて努めていきたいと思います!
事務局インターンを始めようと思ったきっかけは本当に単純で、
「今すぐにでもCFFに貢献したい」という気持ちで始めました。(懐かしい…!)
今でもその気持ちは変わらず、プログラム参加中にたくさんのことを教えてくれた
CFFに恩返しをする気持ちで頑張っています!
この半年間では、私が課題として挙げたCFFの居心地の良さについて考え、研究していこうと思っています。
また、2017春プログラムに献身的に貢献することで、
自分の弱みでもある自分の気持ちをちゃんと発信できるように
弱みを強みに変えられるようにできたらと思います。
初心を忘れず、でも楽しく!インターン生活をおくりたいです!
こんな私ですが、よろしくお願いします!!
CFF事務局インターン すみれ
どんな大きなことにも小さなはじまりがある
こんにちは。CFF事務局より高梨です。
今日は仕事納めの人も多いですよね。
CFFマレーシア寄付キャンペーンも、残すところあと3日となりました!
事務局スタッフが交代でCFFマレーシアへの思いや繋がりを綴ってきましたが、
最終回は、私が書かせていただきます♪
今回の寄付キャンペーンの目的である、
「環境保全型循環農業」の小さなはじまり。
コンポストセンターのおはなしです。
私がCFFマレーシアと関わり始めたのは、2010年。
青年海外協力隊としてマレーシア・コタキナバルに派遣されている最中でした。
フィリピン移民児童へ勉強を教える活動をしていた際に、
当時CFFマレーシアを設立して2年目の安部さんと出会いました。
安部さん「何?あなた協力隊なの?どんな活動してるの?」
私「コンポスト(生ごみの堆肥化)を通して、地域住民の環境意識を高めてもらう活動です」
安部さん「それ、CFFマレーシアのコンセプトにピッタリだよ。ぜひキャンプで作りにきてよ!」
という感じでトントン話しは進み、
第10回マレーシアワークキャンプのキャンパーとともに「子どもの家」で使う家庭用コンポストを作ったのが、CFFマレーシアのコンポスト第一号でした。
・・・が、、
家庭用コンポストではキャンパーやスタッフ合わせて30名ほどの生ごみの堆肥化は間に合わず、数日後には腐ってしまうという悲しい事態。。。
CFFマレーシアでのコンポスト第一号は、あえなく失敗に終わりました。
でも、コンポストのように、
自然の力が最大限に生かされて循環していくサイクル
(その土地の微生物や発酵物がごみを分解して、より良い土にしてくれる。
全て自然の営みの中で行われるため、環境にも人にも優しく且つ経済的)
というのは、まさにCFFマレーシアのコンセプトである
「環境・経済・福祉的に持続可能な施設運営」
と合致していたのです。
だからこそ諦めきれず、他にいい方法がないか探し続けた結果、
インドネシアスラバヤ市に
NGOが運営するコンポストセンターがあるという情報をゲット。
安部さん一家と、当時からのCFFマレーシアスタッフ・エルシーと一緒に、
いざインドネシアスラバヤ市へ!
【エルシーやひーちゃんとも一緒に】
【スラバヤ市のコンポストセンター】
ここを見た瞬間、確信したんです。
CFFマレーシアに作るべきだ!って。
あの時の確信と自信はどこからきたのかよくわからなかったけど、
これはCFFマレーシアに絶対に必要なものだって、
妙にワクワクしたのを今でもよく覚えています。
マレーシアに帰国してすぐにJICAの助成金を申請。
申請書を提出した1週間後には、支援してくれる企業が決定!
異例の速さで、コンポストセンター設置計画が進んでいきました。
【スタッフのロビンが書いてくれた完成イメージ図】
【敷地内のジャングルから竹を取って乾燥させて】
【センターの土台をセメントで作って】
【骨組みができて】
【乾燥させた竹を使って、通気性の良い壁を作って】
【害虫が入らないようネットを張って、完成!】
こうして、
ひょんな出会いと、
望む未来のあり方をシェアしたことから生まれたコンポストセンターが完成したのでした。
この後、現地スタッフや子どもたちが引き継いでくれて、
8年経つ今でも、より現地のニーズに合ったやり方で活用してくれています。
今ではCFFマレーシアにはいろんな種類のコンポストセンターができて、
環境活動の専門家も常勤職員として雇用され、
CFFマレーシアの自然を活用した様々な取り組みが着々と進んでいます。
そして、そんな自然と共存するCFFマレーシアで、子どもたち、スタッフが暮らしています。
【当時の申請書の一部。7年後の今では11人の子どもたちが暮らしています】
CFFマレーシア現地法人の自立目標まであと2年。
これまでの道のりは決して平坦なものではなく、
落胆も悔しさも悲しさもありながら、
それでも常に未来を見つめて、
喜びや希望とともに、
現地スタッフのみなさんは諦めずに歩みを続けてきました。
CFFマレーシアが設立当初から夢見ていた
「環境保全型循環農業」
によって、環境・経済・福祉(人)的に持続可能な施設運営ができるよう、
そしてこのモデルが成功して地域にその考え方が広まり、
より豊かな未来に繋がっていけるよう、
ぜひみなさんもこの事業にご賛同いただけたら嬉しいです。
「私たちは出逢い、ともに夢を見ます。
活動の中から新たに気づき、想いを共有し、次の未来を築きます。
私たちの夢は、そうやってこれからも、新しい未来を目指しています。」
<<CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中!>>
12月29日時点でのご寄付合計金額…737,000円!
29日という僅かな期間で、すでにこのようなご寄付をいただき本当に感謝です。
みなさまの温かなお心寄せ、本当にありがとうございます。
寄付キャンペーン終了まであと3日!
より多くの方に、このCFFマレーシアのコンセプトに賛同いただけたらと思っています。
ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
★CFFマレーシア寄付キャンペーン特設ページ!ご寄付はこちらから。
http://www.cffjapan.org/blog/
CFF設立20周年によせて
こんにちは。CFF事務局より石井です。
2016年12月18日、CFF20周年記念パーティを開催し多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました!
年齢層も様々な参加者の顔を見て、本当に多くの人に支えられて来たからこそCFFが続いて来たんだなということを実感しました。
起業から10年以上続く会社は10%以下、20年以上続く会社は1%以下だということを聞いたことがあります。
CFFは創設者の二子石さんがいまでも組織を前線で引っ張っているわけではなく、わたし自身も到底「自分が組織を作り上げている。」と言えるほどではないと感じています。
日本の事務局スタッフの平均年齢も30歳に満たない組織だったりするわけでバリバリのリーダーがいるわけではありません。
じゃあ、誰が組織を引っ張っているのか?
僕は組織に関わる一人ひとりが、それぞれの場でCFFという組織を形にして、リードしてくれているんだと思います。
年間で300人以上の学生を中心としたボランティアが海外の現場を訪れます。そして、帰国したあとに彼らが「現地で得たものを形に…」という思いから日本で活動に参画していきます。
でも、学生が中心ということは入れ替わりもあるわけで、それだけだと組織って続いていかないと思うんです。
大事なのはそこにちゃんとスピリットというか、軸となるものがあること。
うちの団体で言えば、それは「気づいて、築く」っていう言葉や「何になるのかなではなく、どう生きるのか。」っていう言葉に表れている創設者の生き方だったり
団体がはじまるときに、若い頃から貯め続けたお金を寄付してくれた二俣さんの「他者のために自分の持ってるものをシェアする」そんな生き方だったり
そういうものが脈々と受け継がれ、僕らの中に息づいているからだと思うんです。
そうやって誰かひとりの力でなく、大切な思いを多くの人と分かち合いながら、20年続いて来た組織に関われていることは本当に喜びだし、本当に多くの人に感謝だなぁと思うんです。
ときどきこういう仕事をしていると「偉いね。」と言われることがありますが、僕は平凡な人間で、ただCFFという場が偶然与えられただけなんだと感じています。
多くの人が築いてきたものの上にたまたま立たせてもらっているだけ。だから、そんなCFFを次の人たちにしっかり繋いでいく。そんな役割を果たしていけたらと思っています。
多くの人とともにあり続けられたことに感謝を込めて、CFF20周年。
人も自然もずっとずっと続いていく…。
こんにちは。CFF事務局より石井です。
CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中ということで、先週のみちかの記事に引き続き僕もCFFマレーシアとの思い出を少し書いていこうと思います。
僕がはじめてCFFマレーシアを訪れたのは2009年でした。
その頃はまだ「子どもの家」第一棟がやっとできたばかり。メインハウスはもちろんありませんし、敷地内の道もあまり舗装されてない、畑もスタッフが少しトウモロコシを植えたりしてる程度でした。
敷地内の丘の頂上まで昇って見えるのはポツンと立ったバンブーハウスと、「子どもの家」の第一棟。
CFFマレーシアの丘の頂上から(2009年)
愛されキャラのヘンディと彼が育てていたトウモロコシ
2009年のわたし(みちかに対抗して…笑)
まだそのときは「サステイナブルビジョン」という言語化されたビジョンはなかったように思いますが「人も、資源も循環していくことでずっと続いていく…土地っていうのは100年後にここに生きる人から借りてるもの…」ということを代表の安部さんは一緒に敷地内を回って話してくれました。
そのときの安部さんの楽しそうに話す姿や、自分の生き方をこの場所でまさに形にしていくんだというような語り口調に、胸が熱くなりました。
僕はそんなCFFマレーシアで過すことを通して、人が自然に生かされていることを実感しました。
ある日、CFFマレーシアにひとりで留守番することがありました。広大な敷地にひとりきり。
「今日は、一日休んでて良いから。」と言われたものの。やることもなく、せっかくだしと思いそのときちょうどシーズンを迎えていたマンゴスチンを収穫することにしました。
炎天下の中、まずは外側から実を落として拾い、次に木に登って内側からなっている実をとります。
それを100本近く…。ピーク期は過ぎていましたが、たしか収穫すると50kgくらいになったと思います。
ひとりなので一言もしゃべることなく、黙々と、そして延々と収穫作業をするわけですが…終わりに近づくにつれ、疲れも激しく、熱さで頭も痛くなるしで、けっこうしんどどかったです。
そんなときにふとマンゴスチンの木の上から辺りを見渡すと、改めてそこに当然のようにある自然を感じて、目の前に実ってるマンゴスチンとか、その実を一生懸命獲ることのしんどさとか、熱い日差しをジリジリと全身で浴びて日に焼けていく感覚とか、そのすべてを通して
「いま、生きてるな。」
ってことを実感させられたんです。自然に。
人が生きているといことを教えてくれる。そんな自然を大切にし、自然とともに生きていく。そしてその豊かな環境の中で子どもたちは育っていく。
CFFの中で人が育ち、育った人が社会の中で様々な価値を生み出す。その人たちがCFFに帰って来て、次の人を育てていく…
CFFの中で食物が育ち、食として人の力になっていく。不要になったものは土に帰り肥料となり、次の食物を育てていく…
色んなものがCFFマレーシアを通して循環していく。
そうやって、ずっとずっと続いていく。未来へつながっていく。
環境保全型循環農業。
この農業プロジェクトを通して、いつの日か夢見たその絵がCFFマレーシアで少しずつ形になっています。是非、それを形にするためにあなたの力を少し貸して下さい。
寄付をすることはプロジェクトに参画することのひとつの形だと思っています。ある人は知恵をシェアし、ある人は時間をシェアし、ある人はお金をシェアする。そうやってプロジェクトは動いていきます。
一緒にこのプロジェクトを押し進め、形になったときたくさんの人と一緒に喜び合えることを願っています。
<<CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中!>>
12月21日時点でのご寄付合計金額…521,000円!
すでに多くの方からご寄付いただいています。みなさまの温かな心寄せに、感謝いたします。ありがとうございます。
寄付キャンペーン終了まであと10日!
1000円でも、500円でも、金額ではなくより多くの人からご寄付をいただけたらと思っています。それが子どもたちの未来、CFFの未来を支えてくれはずです。ご協力よろしくお願いいたします。
★CFFマレーシア寄付キャンペーン特設ページ!ご寄付はこちらから。
http://www.cffjapan.org/blog/