こんにちは。CFF事務局より石井です。
CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中ということで、先週のみちかの記事に引き続き僕もCFFマレーシアとの思い出を少し書いていこうと思います。
僕がはじめてCFFマレーシアを訪れたのは2009年でした。
その頃はまだ「子どもの家」第一棟がやっとできたばかり。メインハウスはもちろんありませんし、敷地内の道もあまり舗装されてない、畑もスタッフが少しトウモロコシを植えたりしてる程度でした。
敷地内の丘の頂上まで昇って見えるのはポツンと立ったバンブーハウスと、「子どもの家」の第一棟。
CFFマレーシアの丘の頂上から(2009年)
愛されキャラのヘンディと彼が育てていたトウモロコシ
2009年のわたし(みちかに対抗して…笑)
まだそのときは「サステイナブルビジョン」という言語化されたビジョンはなかったように思いますが「人も、資源も循環していくことでずっと続いていく…土地っていうのは100年後にここに生きる人から借りてるもの…」ということを代表の安部さんは一緒に敷地内を回って話してくれました。
そのときの安部さんの楽しそうに話す姿や、自分の生き方をこの場所でまさに形にしていくんだというような語り口調に、胸が熱くなりました。
僕はそんなCFFマレーシアで過すことを通して、人が自然に生かされていることを実感しました。
ある日、CFFマレーシアにひとりで留守番することがありました。広大な敷地にひとりきり。
「今日は、一日休んでて良いから。」と言われたものの。やることもなく、せっかくだしと思いそのときちょうどシーズンを迎えていたマンゴスチンを収穫することにしました。
炎天下の中、まずは外側から実を落として拾い、次に木に登って内側からなっている実をとります。
それを100本近く…。ピーク期は過ぎていましたが、たしか収穫すると50kgくらいになったと思います。
ひとりなので一言もしゃべることなく、黙々と、そして延々と収穫作業をするわけですが…終わりに近づくにつれ、疲れも激しく、熱さで頭も痛くなるしで、けっこうしんどどかったです。
そんなときにふとマンゴスチンの木の上から辺りを見渡すと、改めてそこに当然のようにある自然を感じて、目の前に実ってるマンゴスチンとか、その実を一生懸命獲ることのしんどさとか、熱い日差しをジリジリと全身で浴びて日に焼けていく感覚とか、そのすべてを通して
「いま、生きてるな。」
ってことを実感させられたんです。自然に。
人が生きているといことを教えてくれる。そんな自然を大切にし、自然とともに生きていく。そしてその豊かな環境の中で子どもたちは育っていく。
CFFの中で人が育ち、育った人が社会の中で様々な価値を生み出す。その人たちがCFFに帰って来て、次の人を育てていく…
CFFの中で食物が育ち、食として人の力になっていく。不要になったものは土に帰り肥料となり、次の食物を育てていく…
色んなものがCFFマレーシアを通して循環していく。
そうやって、ずっとずっと続いていく。未来へつながっていく。
環境保全型循環農業。
この農業プロジェクトを通して、いつの日か夢見たその絵がCFFマレーシアで少しずつ形になっています。是非、それを形にするためにあなたの力を少し貸して下さい。
寄付をすることはプロジェクトに参画することのひとつの形だと思っています。ある人は知恵をシェアし、ある人は時間をシェアし、ある人はお金をシェアする。そうやってプロジェクトは動いていきます。
一緒にこのプロジェクトを押し進め、形になったときたくさんの人と一緒に喜び合えることを願っています。
<<CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中!>>
12月21日時点でのご寄付合計金額…521,000円!
すでに多くの方からご寄付いただいています。みなさまの温かな心寄せに、感謝いたします。ありがとうございます。
寄付キャンペーン終了まであと10日!
1000円でも、500円でも、金額ではなくより多くの人からご寄付をいただけたらと思っています。それが子どもたちの未来、CFFの未来を支えてくれはずです。ご協力よろしくお願いいたします。
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