CFF設立20周年によせて
こんにちは。CFF事務局より石井です。
2016年12月18日、CFF20周年記念パーティを開催し多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました!
年齢層も様々な参加者の顔を見て、本当に多くの人に支えられて来たからこそCFFが続いて来たんだなということを実感しました。
起業から10年以上続く会社は10%以下、20年以上続く会社は1%以下だということを聞いたことがあります。
CFFは創設者の二子石さんがいまでも組織を前線で引っ張っているわけではなく、わたし自身も到底「自分が組織を作り上げている。」と言えるほどではないと感じています。
日本の事務局スタッフの平均年齢も30歳に満たない組織だったりするわけでバリバリのリーダーがいるわけではありません。
じゃあ、誰が組織を引っ張っているのか?
僕は組織に関わる一人ひとりが、それぞれの場でCFFという組織を形にして、リードしてくれているんだと思います。
年間で300人以上の学生を中心としたボランティアが海外の現場を訪れます。そして、帰国したあとに彼らが「現地で得たものを形に…」という思いから日本で活動に参画していきます。
でも、学生が中心ということは入れ替わりもあるわけで、それだけだと組織って続いていかないと思うんです。
大事なのはそこにちゃんとスピリットというか、軸となるものがあること。
うちの団体で言えば、それは「気づいて、築く」っていう言葉や「何になるのかなではなく、どう生きるのか。」っていう言葉に表れている創設者の生き方だったり
団体がはじまるときに、若い頃から貯め続けたお金を寄付してくれた二俣さんの「他者のために自分の持ってるものをシェアする」そんな生き方だったり
そういうものが脈々と受け継がれ、僕らの中に息づいているからだと思うんです。
そうやって誰かひとりの力でなく、大切な思いを多くの人と分かち合いながら、20年続いて来た組織に関われていることは本当に喜びだし、本当に多くの人に感謝だなぁと思うんです。
ときどきこういう仕事をしていると「偉いね。」と言われることがありますが、僕は平凡な人間で、ただCFFという場が偶然与えられただけなんだと感じています。
多くの人が築いてきたものの上にたまたま立たせてもらっているだけ。だから、そんなCFFを次の人たちにしっかり繋いでいく。そんな役割を果たしていけたらと思っています。
多くの人とともにあり続けられたことに感謝を込めて、CFF20周年。