CFFジャパン事務局スタッフのブログ

NPO法人CFFジャパン事務局スタッフのブログです。仕事のことに限らず色んなことを書いていく予定です。

CFFスタートダッシュキャンペーン第6弾「CFFが築いてきた信頼」

こんにちは。

CFFジャパン事務局スタッフのひろしです。

今回私がブログを書きます。

ちなみにいま私は、CFFフィリピン「子どもの家」にいます。

先日101回ワークキャンプが終わったのですが、次のプロブラムに向けて毎日バタバタと子どもの家のスタッフ、子どもたちが中心に準備を進めています。私は4年ぶりにフィリピン「子どもの家」に来たので、新しい子ども達が多く初めましてからのスタートでした。しかし今では一緒にごはんを食べ、遊び、プログラムの準備する家族のような存在になっています。

さて、子どもの家についてもっと書きたい事はたくさんあるのですが、今回はCFFサポーターへの思いを書きます。

私はフィリピンに来る前の6月7月の間はCFFサポーターを増やす為に、CFF会員だった方へ直接電話をかけ、サポーターへの移行をお願いしていました。

 

初めはいきなり電話したら嫌な思いさるのではないのか?と考え少し不安な気持ちもありました。

しかし、実際に電話で話していると、CFFの考えに共感しているので、特に制度の説明をしなくともサポーターになってくれる人が多いことに驚きました。

またサポーターとしてこれからもCFFと関わっていけることが嬉しいと話してくれる人もいました。これはCFFがこれまで積み上げてきた「信頼」の力だと思います。この「信頼」は20年間青年と向き合い、青年一人ひとりを大切にしてきたことで得ることができたものです。

そのCFFという団体の和を今後も広げていくために、CFFサポーター制度を多くの方に認知してもらい、これからの活動を共につくっていきたいです。これが私のCFFサポーターへの思いです。

 

フィリピンでは8月22日から、102回フィリピンワークキャンプが始まります。キャンプを通して、青年達が自身の人生に溢れる未来への希望を感じる事ができるように私ができることを精一杯やってきます!

以上ひろしでした^^

CFFサポーター”スタートダッシュ”キャンペーン第5弾 何が大切で何をして生きていきたいのか。その想いを分かちあうこと。

こんにちは、事務局なっしーです。

今回のCFFサポーター スタートダッシュキャンペーンでは、新たにサポーターになってくれた平本将人さんに、CFFサポーターになった理由を綴ってもらいました。

 

「想いを分かち合う仲間を得られることは、これからの人生を生きていく上でとても心強い支えになる」

 

CFFを通してそんな若者がこれからも増え続けるよう応援したいという、平本さんの想いをシェアさせてもらいます。

 

ーー

CFFサポーターの平本将人です。

 

私がCFFのプログラムに初めて参加したのは2012年春シーズンになります。

それからプログラムへの参加は計4回になり、リーダーも経験させていただきました。

 

リーダーを経験させていただいた第27回マレーシアワークキャンプでは自分自身の弱さと向き合う機会をいただきました。

ここで言う弱さとは、自分の心に素直になれない、周りを頼ることが出来ない、周りの人からの優しさを素直に受け入れられない、ということです。

 

日本にいる時はその弱さに気付いていながら、目を背けて生きてきました。

しかしキャンプの12日間ではその弱さのせいでキャンパーとの間に壁がありました。 結果的にキャンプでその弱さを完全に克服出来た訳ではないですが、

CFFのプログラムに参加したからこそ、向き合うことが出来たと思います。

弱さに向き合うことで私の人生はより豊かになったとはっきりと言えます。 弱さに気付かせてくれた日本人キャンパー、マレーシア人キャンパー、ディレクター陣に感謝しています。

 

私がCFFに関わり続ける理由は、普段の生活では目を背けてしまうようなこのような自分自身の弱さや、社会で問題になっていることについて考える機会を与えてくれる貴重な場所だからです。

 

また、数あるボランティア団体の中からCFFと共に歩んでいこうと決めた理由には、子どもの支援だけではなく、青年育成にも力を入れているということがあります。

CFFのプログラムは現地でボランティアをして、それで終わりではなく、自分の過去、未来、現在について考え、何が大切で何をして生きていきたいのかを考える機会を与えてくれます。

その想いを分かち合う仲間を得られることは、これからの人生を生きていく上でとても心強い支えになると思います。

 

そんな思いで、リーダー生活が終わった後の学生時代と社会人1年目までは、主にミーティングへの参加と事前研修のスタッフなどでの形で関わってきました。

しかし、社会人2年目になり、ミーティングへの参加も難しくなってきて、CFFとの新しい関わり方を考え始めるようになったときに、CFFサポーターの話を知りました。

私の性格上、何かのタイミングで思い切って行動に移さないと動かないのですぐに説明会に申込みをして、どのような制度なのかを聞いてからCFFサポーターになりました。


これからも、未来を担う若者が希望を持って生きていく基盤を作っているCFFという団体を、私はサポーターとして支援していきたいと思っています。

 

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CFFサポーター“スタートダッシュ”キャンペーン 第4弾 CFFで働いて気づいたこと

マガンダンウマーガー!事務局の田代です。
この夏は4年ぶり3度目のフィリピンへ来ています。
(ちなみに一番最初のあいさつは、フィリピンのタガログ語で「おはよう」です)

 

いよいよ2016年夏シーズンも始まり、今は第101回フィリピンワークキャンプの真っ最中!
雨の日も多く、丸一日ワークが出来る日がなかなかありませんでしたが、今日は朝から晴天☆
みんな疲れも見えますが、声を掛け合いながら踏ん張っています。
どんなキャンプだったかは、帰国後のリーダーからの報告を楽しみにしていてくださいね^^

 

さて、そんなキャンプまっただ中ではありますが
今回はCFFサポーター制度「CFFサポーター“スタートダッシュ”キャンペーン第4弾!」というくくりでの投稿です。
当初は「CFFで働く想い」を投稿するとの話だったのですが…
何を投稿すればいいんだ!と思ったのが正直なところです(笑

 

ですので、想いというよりも、最近考えている?CFFに働いてから気づいたことや感じていることをつらつらと書きたいと思います。

 (キャンプ前に投稿しようと思って書いた記事なのですがネットが安定せずなかなかあアップできませんでした…主に日本で仕事をしていて感じることが中心です。暖めていた文章をお送りします☆)

 

******

 

今年に入り、CFFで働き始めてから3年目に突入しました。
初めてキャンプに参加してからは、なんと6年!
CFFに出会った時は、まさかこんなに長く関わる(というか仕事になる)とは、思いもしませんでした。
学生ボランティアとして活動していた時も、色々なことを学ばせてもらいましたが、CFFで職員として働き出したからこそ感じたこともたくさんあります。

 

 いきなりですが…

日本人は働きすぎだと、みなさん思いませんか?

 

CFFも中々忙しい方なのか?と思いますが
夜遅くなっても電車には人がたくさんいたり、土日関係なくスーツ姿の人もたくさん見たりと…
なんで日本人はここまで働くのだろうと、いつも疑問に思います。

海外に行くことも多く、(田舎の人々の働き方は別としても)
ちゃんと正規で働いている人でも夕方には帰宅し、また休日も家族との時間をしっかりと持っている人も多く見ます。

 

もちろん、日本人とひとくくりにしてはいけないと思うし、海外でも土日なく忙しく働いている人もいます。
けれど、あまりに自分の時間を犠牲にしすぎる日本人の働き方にはいつも疑問が残ります。

 

私には3つ下で社会人2年目の弟がいます。

お給料は手取りでも私の倍近く、土日祝は基本的にお休みです。
ただ平日はほぼ毎日帰宅が深夜12時前後、キャパ以上のことに追いついていない毎日のようで
仕事に対して楽しさや充実感なんて全く無いと言っていました。
少し前には過労で体調を崩していたりと…

 

たぶん、このような働き方をしている人も少なくないのではないかと思います。

 

 給料が高いから良い?

ちゃんと休日休みがあるから十分?

まだ2年めだから一生懸命働くのが当たりまえ?

これらを差し引いたとしても、疲れきっている弟を見るたびに

何か根本的なところが何か間違っているのではないかと思わざるを得ません。

 

日本人は完璧主義なのか、ストイックなのか…
極端かもしれませんが、自分自身の時間を犠牲にしてまで働くことが当たり前、それを美徳とする文化が未だに根強いのだなと感じます。

 

戦後の日本の経済を必死に盛り上げて来た世代、

好景気の恩恵を受けてきた世代

「ゆとり」や「さとり」と言われ、今まさに社会に出始めている・これから社会へ出る世代。

 

世代ごとの価値観が異なるから、若い人の働き方に疑問や憤りを感じる年代の方々もいるかもしれません。
けれど時代は変化しているからこそ、今の風習を踏襲していては
日本社会はどうなるのだろうと不安に思います。

 私もいわゆる「ゆとり」世代に当たるため、そういった世代特有の考え方なのかもしれませんが…

 

 CFFでも多くの大学生が社会人になり、社会の厳しさに悩んでいる声もよく聞きます。
特に学生時代CFFの価値観に賛同し積極的に活動してきた人たちが、
よりそのギャップに悩んでいるようにも思います。

職員になり、多くの大学生を社会へ送り出すようになったからこそ
厳しい社会の波にのまれることなく、自分自身を認めることは忘れずに
生きていって欲しいと願うようになりました。

 

もちろん「学生」から「社会」へ出て行くとなると多くのことが異なるため、大変な思いもするし
価値観の違い対して違和感を感じるのは当たり前です。
なれない環境の中努力することはもちろん大切ですし、自分自身の価値観に留まらず、社会の中へ適応していく能力も必要です。

 

 ただ、「違和感」を感じているということは、正しい感覚・価値観が身についているからこそのことだとも思います。

 

 CFFのプログラムでは、目先の利益や表面的に通用する技術を身につけることではなく、人間として生きていくための本質・大切なことに近いところに触れていきます。

それは、物にあふれた一見「豊か」な日本の生活の中ではなかなか見つけることがなかなかできない、
キャンプ参加者の中にはとても衝撃的な経験になる人もいるかと思います。

 

けれど、そこで「正しい」価値を身につける・その価値に触れる経験をしたからこそ
一般的な社会の問題や、おかしなことに敏感になり
「違和感」を感じることができるのだと思います。

 

この「違和感」に耐えられない・挫折する自分を責めたり
「CFFで多くを学んだのにそれを活かせない」と悩むのではなく
自分には正しい「価値」が備わっているのだと、自分自身を認められたらいいなと思います。

 

CFFによって植えられた価値が芽吹くのは、そう簡単ではないと思います。
それは今から10年、20年、もっと先のことかもしれません。

けど今CFFに関わってきた青年たちが日本社会をリードする代になったとき、今の「違和感」を忘れずに、自分が正しいと思うことに向かって
社会にアクションを起こしていけるよう力を蓄えていてほしいなと願っています。

 

ある意味、それまでは忍耐の20年なのだろうなと思うと気が遠くなりますが (苦笑

その20年間今の思いを忘れずに、その時が来るまで少しずつでいいから
その気持ちを忘れないためにも、自分の周りで・できる時、できる範囲で
小さなアクションをし続けていけたらと思っています。

 

 そんな風に思うようになったのも、今年でCFFが20周年を迎え、創設初期の方々の、CFFが生まれて〜現在までの生き方をインタビューする機会があったからです。

 

 30代後半〜40代に入った方々が、今はそれぞれ生きる場・生活する場の中で社会へ活動している中に、少なくとも学生時代にCFFで得た価値が根付いているのではないかと感じています。

(現在「CFF見える化プロジェクト」というのが進行中!こちらはまた後日お知らせします。)

 

CFFが今、青年たちへ行っていることは本当に小さなこと・ささいなことかもしれないけれど、
その人達自身の未来はもちろん、日本や世界の未来をケアすることに繋がっていくのだと感じます。

 

これだけ「人」を大切にし、「人」に支えられている団体が20年間活動を続けられたことは、奇跡のようでもあるし
支えてくれているみなさんには本当に感謝です。

 

ただ、20年間続いている団体ではあるけれど
団体としてまだまだ未熟な部分も多く、発展途上なのだということも職員になったからこそ気付きました。

 

・20年間のキャンプやツアーの実績/またプログラムに自信はあってもそれを中々外部に発信することができない。
NPOの研修を行う団体の方に、CFFは広報力や集客力はすごいが、それを外部にアピールするのが下手と言われたことがあります)

・「CFFの価値」というところも、まだうまく表現できない

・団体の収益の7割近くがキャンプツアーの収入に頼っているからこそ、それが万が一傾いたときの財政基盤が弱い

 
これは私が感じるほんの一部ではありますが、学生の時には完璧に見えていた(笑)CFFも、まだまだたくさんの課題を抱えているなと感じています。

 

 

20年間キャンプツアーをしていると、参加する青年たちの層や抱えている問題というものも変化してきます。
だからこそ、CFFは止まること無く、自分たちのミッションは強く持ちながらも社会の状況に適応しその都度良い進化をしながら歩み続ける必要があると感じています。

 

多くの人に支えられてきた20年ではありましたが、

これからもCFFが成長し、多くの問題ある日本社会や世界の中で

誰もが希望を持てる社会のために。

 

より豊かな未来の基盤を作っていくためにも、
これからもみなさんと共に歩んでいきたいと願っていますし、
みなさんの力なくしてはCFFは成り立たないなと感じています。

 

******

なんだかんだ長くなりましたが…
しっかり「想い」も入っていきました(笑
色々と日々考えることは山積みですが、今は目下にあるキャンプに対して
参加者に負けないくらい全力で取り組んできます!

 

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CFFジャパンの青年育成事業や海外の子ども支援を含めた、CFFジャパンの取り組み全般をご支援いただくマンスリーサポート制度です。

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CFFサポーター“スタートダッシュ”キャンペーン第3弾「サポーターQ&A」

こんにちは、事務局高梨です。

いよいよ今週土曜日から、2016年夏の海外ボランティアプログラムが始まります!

プログラムに向けて、事務局スタッフも次々と現地へ出発。

着々と受け入れ準備を進めていますよ!

日本からお兄さんお姉さんが来るのを、今か今かと待っている子どもたちの様子も目に浮かびます*

 

さて、今週のCFFサポーター”スタートダッシュ”キャンペーンは、

「サポーターQ&A」です!

 

これまで繋がりのある方たちに電話でサポーターの話をしてみたところ、

「お知らせはきたけど、結局何に使われるの?」

「いくらからできるの?」

「現地への支援はできなくなるの?」

というような質問が寄せられました。

 

ということで、今回はそれらの質問に改めてお答えしていきたいと思います!

 

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Q.何に使われるの?

大きく分けて下記の3つに使われます。

1.世界の子どもたち

CFFフィリピン・マレーシア「子どもの家」の子どもたちの養育の質の向上につながる新しい取り組みや、

ミャンマー事業をはじめとする、より多くの地域子ども支援の取り組みのために。

2.青年育成

青年が地域や社会に対して行動を起こし、より良い社会へと変えていくための場作りのために。

世界の子どもたちの支援を現地青年とともに築いていく青年育成プログラムの質の向上のために。

3.未来に向けた資金として

海外活動地域の拡大・新規事業立ち上げの準備費用や初期投資のために。

「子どもの家」事業地での事故・災害対応など、予期できない費用のために。

……………………………………………………………………

Q.いくらから支援できるの?

原則月1,000円1口で、希望の口数を選んでもらいます。

支払い方法は、銀行振替かクレジットカード。

ただし、学生のみなさんや、2015年度までCFF活動支援会員だったみなさんは、

これまでの一般会員の年会費と同額となる500円/月(年間6,000円)のご支援も可能です。

……………………………………………………………………

Q.現地の子どもたちを支援したいのですが。

CFFサポーターの使途の1つに現地の子ども支援も含まれています。

現地限定でご支援を希望される場合は、都度振り込みにて支援できますので、

こちらからお申込くださいね。

……………………………………………………………………

Q.寄付金の報告はどうなるの?

現地の子どもたちの様子や青年活動を含めたCFFの広報誌と、

年1回の年次報告書でお伝えします。

また、活動報告会などのイベントにて随時報告予定ですので、ぜひご参加くださいね。

……………………………………………………………………

Q.今後金額の変更はできる?

CFF事務局で月々の支援額の変更が可能です。

ご希望の場合はお気軽に連絡くださいね。

……………………………………………………………………

 

その他、何かわからないことなどがあればお気軽にCFF事務局までお問い合わせくださいね!

 

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**スタートダッシュキャンペーン目標**

新規で50名の仲間を増やす!

8月3日時点:19名が仲間入り♪

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CFFサポーター“スタートダッシュ”キャンペーン第2弾「組織そのものを応援する寄付のカタチ」

こんにちは。事務局の石井です。
6月からスタートしたCFFの新しい寄付制度「CFFサポーター制度」みなさんご存知ですか?
現在、CFFではこの新しくはじまったばかりの制度を盛り上げるためスタートダッシュキャンペーンを実施しています。そしてこのキャンペーンの一環でほぼ毎週ブログを投稿しています。

今回はブログ投稿、第二弾。“寄付のカタチ”について書いていきたいと思います。さっそくですが、みなさんはNPOへの“寄付”と聞いてどんなものを思い浮かべますか?

例えば…災害の義援金、復興支援活動への寄付が最近では良く知られていますよね。あとはCFFのチャイルドケアサポーター制度のように、子どもの生活を支援する寄付というのも良く知られているものだと思います。それから病気や怪我の治療費、学校の奨学金、施設や学校・病院などの建設のための寄付なんかもありますね。

このようにあげていくときりがない訳ですが、いまあげたことの全てに共通することはなんでしょうか?

それは寄付の使途が決まっているということです。

では、今回はじまったCFFサポーター制度はどんな寄付のあり方なのか?

それは簡単に言うと「CFFジャパン」そのものを応援する仕組の寄付制度です。組織そのものを応援する寄付というのはあまり聞いたことがないかもしれませんが、僕はこの寄付のあり方が社会にもっと浸透していくべきだと思っています。

なぜでしょうか?

上記に述べた「災害復興」「子ども」「学校建設」「医療費」など使途の決まった寄付は、支援する人たちにとって応援しやすいものでもあると思いますし、また一方でNPOが社会に対して活動している意義を示しやすくするためにも必要なものだと思います。

ただし、こういった寄付だけだと決まった活動にしかその力を注げず組織の基盤を強化したり、新たな事業に着手したり、することが難しくなってしまいます。これは“CFFとして”ということではなく、NPO全般に言えることではないでしょうか

一方で組織そのものを応援する寄付があるということは、組織がミッションを果たすために必要なことを必要なタイミングで実行できるということです。

例えば
・職員の育成
・働きやすい職場環境整備
・中長期の目標設定や事業計画の作成
(5年10年先の)
などに力を入れることができます。これはまさに組織の基盤を強化するという部分で、普段目に見えにくく、なかかな寄付などが集まりにくい部分でもあります。また同時に多くのNPOが弱い部分で、それはやはりここにお金が集まりにくいためだと考えられます。

これらのことはすぐに目に見えた成果につながるものではないですが、将来成果を産み出すためには非常に重要なものです。つまり、組織そのものを応援する寄付は組織の将来を支えるものでもあり、NPOが社会へ還元する組織であることから、「未来の社会への投資」であるとも言えるのではないでしょうか。

ただここまでの話だとそれが一番のように思われてしまうかもしれないですが、もちろんNPOは現場での活動がメイン。寄付をいただくことで既存の活動を支えてもらうことにもつながります。そしてそれだけでなく、目まぐるしく変わる現代の社会状況や現場のニーズに応じて新しい活動へと動きだすことを支えてくれるものでもあります。

様々な団体の特定の活動に、もしくは活動に必要な物資購入のために寄付をすることももちろん価値のあることですが、団体のミッションや実績、信頼性などを見て組織そのものを応援する寄付が増えていくことでより活動が支えられるだけでなく、団体の将来の可能性が広がります。そういった意味で、このような寄付がもっと社会に浸透していく必要性を感じています。

こうした寄付の意義を社会に広げていくために、新設したCFFサポーター制度の意義や価値をしっかり伝えていくことも、日本のNPOのひとつとしてCFFが果たすべき役割だと感じています。

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CFFサポータースタートダッシュキャンペーン第1弾!CFFサポーターができるまで

こんにちは、事務局高梨です。

今週から9月まで、(ほぼ)毎週で、CFFサポータースタートダッシュキャンペーンの一貫として、職員やサポーターチームメンバーがこのブログを通して思いやサポーター関連の情報をお届けすることになりました*

 

記念すべき第一弾は、CFFサポーター制度ができるまでの背景と経緯をご紹介。

 

CFFサポーター制度設立の背景は、CFFジャパン理事会で「現地法人との協働のあり方」を改めて捉え直すと同時に、

CFFジャパンの事業の柱の1つである青年育成事業と、それを遂行するための組織基盤強化に改めて目を向けたところにあります。

 

今回はその中でも、使途の1つである「現地の子ども支援」「協働のあり方」を中心に、事務局や理事会で話し合ってきたことをシェアしたいと思います。

 

・・・かなり長くなりますが、良かったら読んでみてくださいね。

 

 

5年ほど前、CFFジャパン代表理事がCFFフィリピン理事より

「子どもたちが、日本人の影響で現地スタッフの言うことを聞かなくなってしまっている」

「いつも支援してくれている日本人にあまり強いことが言えなくなっている」

というコメントを受けました。

 

このことがきっかけで、私たちは両者のあるべき協働の姿を考えるようになりました。

 

金銭的支援をすることによって、力関係の構図ができてしまっていはいないか?

支援する側、される側ではなく、対等なパートナーとして協働していくにはどうしたらいいか?

何をもって「対等」と言えるのか?

 

そういった議論を繰り返す中で、既存のチャイルドケアサポーター制度のあり方も議論の焦点の1つとなっていきました。

 

2004年から、CFFフィリピンの子どもたちの日常生活の直接支援をするために実施していたチャイルドケアマンスリーサポート制度。

 2013年度からは、CFFマレーシアにもその支援の輪を広げて継続してきました。

 

子どもたちの教材費、生活費、医療費、レジャー費…。

サポーターのみなさんからいただいたご寄付は、こうした子どもたちの日常生活の支援に役立たせていただいてきました。

この制度があったからこそ、今のCFFフィリピン・マレーシアの子どもたちの生活があることは事実です。

 

でも、、、

 

独立した組織対組織の「協働」という観点からこの制度を改めて捉えたとき、

一方的に継続する支援では逆に現地の自立や自助努力を損ねる恐れが出てきてしまうのではないか?

寄付を募る主体はあくまでも現地法人であるべきなのではないか?

寄付という一つの支援が、知らずに力関係や依存関係を生んでしまっていることはないか?

 

こうした疑問も出てきたのです。

この疑問に対して議論を重ねる中で、一時はチャイルドケア寄付の廃止も考えるようになりました。

 

これについては、CFFジャパン理事会内でも賛否両論。

 

途上国の上に成り立つ日本に住む私たちの責任として、自分の持っているもの(お金)をシェアするのは当然のことなのでは?

自分が稼いだお金を現地にシェアすることで、「ともに生きる」ことや現地の子どもたちとの繋がりを感じることができるのではないか。

私たちが一方的に自立を考えることこそが既に対等な立場になっていないのではないか。

 

こうした職員・理事それぞれの疑問に向き合う中で最終的にまとまったのが、

現地法人の主体性を尊重することを前提に、

 

・子どもたちの養育の質向上につながる新たなプロジェクト立ち上げの取り組み

・より広範囲の地域子ども支援の取り組み

 

に対して、現地の子どもたちへの寄付制度を継続しようという考えです。

 

子どもたちが愛情を受けながらケアされて、未来を担う人材になっていくためには、

現地で直接子どもと関わる理事やスタッフたちが、子どもの養育や支援についてビジョンを描き、

それに向けて責任を持って育てていくことが必要だと考えたのです。

 

 なので、ジャパンがサポートするのは恒常的な資金援助ではなく、

あくまでも養育の質の向上のために必要な新たな取り組みやプロジェクトに対して

 

現地の子どもたちの生活は現地法人がしっかりと守れるよう、

日常生活に関わる資金調達も現地法人で責任をもって行って欲しいと考えました。

 

 

そしてこれはCFFジャパンも同様。

キャンプツアーができなくなるような事態が一時的にでもあった際、どのように活動を守っていくことができるのか。

どのようにCFFの青年育成事業を継続させることができるのか。

私たちCFFジャパンも、組織基盤の強化をしていく必要が大いにあるのです。

 

同じCFFファミリーではあっても、お互い依存するのではなく、ともに自立したより成熟した組織を目指していかなくてはなりません。

 

ジャパンが考えたこの方向性や考えをCFFフィリピン理事やスタッフに共有したところ、両者ともに自立に向けた建設的な話し合いを持つことができました。

フィリピン側からも、これまでジャパンが行ってきたことの中で控えて欲しいこと、変えて欲しいことなどの意見も出ました。

 

「子どもたちを大切にケアして育てる」という同じ目的を持ちながら、異なる立場から両者が誠意を持って意見を出しあい、対等に話せたことは、まさに協働の第一歩だったように思います。

 

こうして、CFFサポーター制度の中の「子ども支援」と同時に、今後の具体的な「協働」のあり方が決まっていったのです。

 

 

 

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選挙にいくことの意味

こんばんは。事務局スタッフの石井です。
Facebookに個人的に書いていたら割とまとまった思いが書けたので、ブログにも掲載します。選挙に行って、投票をすることの意義をなんとなく見出せない人。読んでみて下さい。

「何十万票の世界で、自分の一票なんて意味がない。」と言う人がいるでしょう。結果を見れば「自分がどっちに投じたかで当選落選が決まったわけじゃなかった。あのときテキトーに名前で選んで、投票しててもなんも変わらなかったわけだ。」と思うかもしれません。その通りなのです。でも、その意識が政治への無関心を産み。民主主義を麻痺させます。

2014年の衆議院選で圧勝した自民党に投票した人の数は1765万人
一方投票しなかった人の数は4922万人http://blogs.yahoo.co.jp/honjyofag/GALLERY/show_image.html?id=65982142&no=0
こうやっていまの日本の政治は政権が決まり色々なことが動いています。

例えばあなたが「誰に投票しようか?」と悩むとしましょう。ネットを開き、ニュースを見ます。そして投票をします。

当然、結果が気になります。例えば自分が票を投じた人が当選します。その人がその政党がこれからどんなことをするか気になるでしょう?

例えば当選しなかったとして、すると当選した人や勝った政党の取る動きが気になるでしょう?

事細かに追わなくてもニュースでたまに政治の話を目にしたときに、世の中かが動いて話題になったときその人がその政党がどう関わったのか。

そしてやっぱりこの人を、この政党を支持して良かった。やっぱりだめだった。こいつの方が良いやつだった。そんなことを思ったり、考えたりしながら次の選挙を迎えます。そうやって民主主義は動いていくと思うんです。

「周囲に政治に関心のある人がいる方が、政治に関心を持つ=投票に行く傾向がある。」らしいですが。そうだと思います。

親が家庭内で政治の話をしていれば子どもも当然政治に興味を持ち、投票に足を運ぶ人になるでしょう。

投票をすることで政治に興味を持つ。そして、政治について考えだす。人と少しずつ語り合う。また政治について考える。ネットを開く、ニュースを見る、新聞を読む、そしてまた投票する。そうやって民主主義は確立される。だけど放棄したら民主主義は麻痺していきます。だから選挙に行って、投票をすることは一 票以上の意味があるんじゃないでしょうか。

明日はいよいよ参院選。2/3改憲勢力が取るかどうかで日本が大きく動く可能性が十分にあると思います。