CFFジャパン事務局スタッフのブログ

NPO法人CFFジャパン事務局スタッフのブログです。仕事のことに限らず色んなことを書いていく予定です。

震災から6年と4ヶ月…元通りには戻らない。

こんにちは。事務局スタッフの石井(たけし)です。

7月10日、11日とお休みをもらって岩手県の沿岸部に行ってきました!

今年で4年連続4回目です。震災後に大学の友人が支援関係の仕事で入ってから、そのまま釜石市に移住しているのでいつもそこに遊びにいってます!今回は初の夏の岩手でした!

震災から6年と4ヶ月。沿岸分にようやく少しずつ家やお店が戻って来たそうで、ポツンポツンと建つ家、建設中の様子がところどころ見れました。

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上から見ると大槌町の沿岸部は現在こんな感じ。

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震災前のだいたい同じ場所。

 

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(現在)ポツリポツリと家が建っている。

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まだまだ更地のままのところもたくさん。

 

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道路を走ると復興関係のトラックとたくさんすれ違います。岩手では、今年の3月時点でまだ5,000世帯以上が仮設住宅で生活を送っていました。

東京にいると全然わからないですが、まだまだ復興は道の途中。復興って言っても他地域に移住した人ももちろんいるらしく、みんながみんな戻ってくるわけじゃないそうです。

6年という月日はあまりにも長い。全てが元通りになるわけじゃない。

当たり前だけど。復興ってもとに戻るってことじゃないんですよね。またやり直すってことに近い感じがして、「震災」の二文字はずっとずっと消えることはないんだっていうことを実感しました。

ちなみに震災後にできたプレハブ商店街は来年の4月までだそうです。 ここで終わりにする人、またお店を建てて続ける人それぞれのようです。

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夜は海の幸?珍味?に舌鼓を打ちました。

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いまが旬のほや

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中身はこんな感じ。海産物どくどくのほのかな香り。うまし!

 

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まんぼうの刺し身!脂身が強く、ぼってりしてる!うまし!

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焼きホタテ!でかくて肉厚!うまし!

それから夏だとこんなこともできちゃうんですね!

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シーカヤックです!やるまで舐めてましたが海めちゃめちゃキレイでした!東北ってこういうイメージないですよね!

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三陸シーカヤックMESAさんにお世話になりました。こちらも現在プレハブの貸店舗で営業中のお店です。

MESA「メサ」カヤック専門店・・・日本の原風景がここにある・・・三陸海岸

最後は秋田まで足を伸ばして秘湯・乳頭温泉へ行ってきました。

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小屋の左に見える池みたいのが温泉です。開放感ばんざい!最高でした!

好きなことば

こんにちは。CFF事務局のひろしです。

 

 

 

 

 

誰しも好きな「ことば」ってありますよね。

自分の座右の銘とか。

そういうことばが自分を支えてくれたり、

何かをやるときに一歩を踏み出す力になってくれると思います。

 

 

 

 

よくCFF事務局長のなっしーはこんなことを話してくます。

「自分の願いや願望を口に出すことが大切よ。言葉にすることでそれが実現するの。」

 

 

 

 

ほー。いつも冷静で客観的ななっしーから、

こういうことばが出てくるとは。。。

と僕は少し感じながらでも結構共感していました。

 

 

 

 

 

 

僕が今日皆さんに伝えたい好きな「ことば」は、

糸井重里さんが本で書かれていた、

「やさしく」「つよく」「おもしろく」

 

 

 

 

 

これは糸井さんが運営している、

ほぼ日刊新聞というWEBサイトでお客さんを引きつける

コンテンツを作る時の考える基盤になっていると彼は話していました。

 

 

 

 

 

 

 

「やさしく」を支えられる
「つよさ」がなければいけないし、
「おもしろく」がないと、
ふつうになっちゃうんで選ばれないんですよ。
そして、おおもとに「やさしく」がないと
じぶんを生かす意味もなくなるんです。
(引用:糸井重里 / おさるの年にゴリラの話を。

 

 

 

 

 

 

 

 

この考え方が僕はとても大好きで、

CFFにも繋がる部分が多くあると思ってます。

「CFFの人ってみんなやさしいよね」

と僕はCFFに関わってからの5年間よく耳にして来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで?みんなやさしいんだろう?

そう考えたとき。

「あー。みんな心が強いんだな。自分の芯がしっかりしている。」

と思いました。また、自分が傷ついた経験があったり、

難しい経験を乗り越えているからこそ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人にやさしくできる。

だってみんないろんな人のやさしさに支えられているって知っているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな人が多く集う場所がCFFなのかもしれないと。

勝手に納得していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後の「おもしろく」こことても大切ですよね。

面白さって言葉を変えるとその人の魅力という風に捉えられます。

面白さって別に、口がうまいとか、ギャグが言えるとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういうことではなくて、その人が出す雰囲気とか。

考えていること。それがその人の「おもしろさ」であり、

魅力になるんだろうなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

きっとそれはみんな持っていて、

みんな魅力的だけど、そこにきがつかないから

自分の「おもしろく」が磨けない。

ということもあるのかもしれない。

そんなことをボケーと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の「おもしろく」って一体なんだろう。

漠然としていて、つかみどころない。

でも自分の奥ふかーーーーーく。

もしくは、もう目に見えるところにあるかもしれない。

それを自分なりに磨いていけたら。

それは周りも、自分も、社会もハッピーになるかもな。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことをヒトリ考えているひろしでした。

 

 

 

 

 

 

「やさしく」「つよく」「おもしろく」

 

 

 

 

 

 

みなさんの好きな「ことば」はどんな「ことば」ですか?

 

 

 

 

 

事務局インターン始めました。

あ、タイトル間違えました。

正しくは「1ヶ月前から始めてました。」です。
 
みなさんこんにちは。
1か月前から事務局でインターンをやらせていただいているあらけです。

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はじめましての方もいると思うので
まずは自己紹介。
 
CFFの参加回は
第31回マレーシアワークキャンプ
第11回フィリピンハッピー子どもキャンプ
 
そして、第38回マレーシアキャンプでは
プログラムリーダーをやらせていただきました。
 
「High!Low!Yooooooooh!」です。とても愉快なリーダーズ

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(High!Low!Yooooooooh!のメンバー)
 
日本大学国際関係学部の4年生。
 
誕生日は11月4日。星座はさそり座。
血液型はo型。
好きな食べ物はチンジャオロース。
 
事務局メンバーの中では最年少!
今をときめくピチピチの22歳。
 
週2回、火曜日と木曜日に事務局さんと
仲良く楽しくお仕事してます。
 
 
 
こんなあらけんですが、なぜ事務局インターンをやろうかと思ったのかというと、
 
もともとCFF大好き人間だったので、
今まで関わってきた経験を活かしたいとか
そうゆう気持ちはあったのですが
 
もう一つ
昨年参加したタイでのボランティアが
大きなきっかけとなりました。
 
 
大学1年間休学してタイの北部で、山岳民族の支援活動している団体に7ヶ月間の長期ボランティアとして滞在。
 
活動は主に近くの学校や幼稚園を訪れて、日本語を教えたりアクティビティの計画、実施をすることでした。
 
子どもが好きで、子どもに希望を与えたいと思っていたあらけんにはぴったりの活動でした。

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(近くの村の子どもたち)
 
その団体には短期ボランティアでも参加できるので夏休みなどは多くの日本人が来ます。
 
なのでその時はあらけんのような長期ボランティアは短期ボランティアさんの活動のサポート役にまわりました。
 
サポートとして短期ボランティアさんの活動を見守っているうちに感じたことがありました。
 
それは
「自分一人だけではできないことがたくさんある」
 
ということです。
 
だからといってネガティブになったわけではありません。
 
むしろ
「じゃあ、自分にはないその人の特徴やアイデアを活かし、その人が活動しやすいようにサポートしよう」と考えました。
 
あらけんがずっと表に立つよりも
あらけんのできないこと、苦手なことができる
人が子どもたちの前に立ったほうが
子どもたちにとって得るものがたくさんある。
たくさんの人と関わることで、子どもたちの選択肢も広げることができる!
そのように感じました。
 
こういった経験から
自分1人が現地へ行くよりも、
たくさんの人が現地に足に運び、触れ合い、考えることが
現地の未来につながると考えました。
 
 
もちろん、現地に行きたいという気持ちは
まだありますよ!
 
ただ、今回は裏方に徹しようと思います。
 
 
たくさんの出会い、学び、経験がある
このCFFで。
 
これから海外へ1歩踏み出そうとしている人、
その1歩をサポートしている人々
 
子どもたちの希望となる人々のがんばりを
支えていきたい
 
たくさんのきっかけをあらけんだけでなく
多くの人に与えているCFFで
 
そんな想いからインターンを始めました。
 
 
いま力をいれようと思っていることは
地方からの参加者を増やすこと!
 
日本中を巻き込めたらいいな笑

 

たくさんの人に参加してもらいたいです!
 
焦らず、少しずつこつこつとやっていきます。

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ということで、これからしばらくの間
あらけんのことをどうぞよろしく
お願いいたします。
 
最後まで読んでくれてありがとう^_^

”RAINBOW”CFFフィエスタ2017

こんにちは。CFF事務局のひろしです。

昨日の東京は大雨で交通機関にも影響があったそうですが、

みなさん無事に家には帰れましたか?

 

さて6月24日土曜日にCFFフィエスタを実施しました!

※CFFフィエスタとは活動メンバーが有志で集まり

1年に1度開催されるCFFのイベントです。

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[全体の集合写真♪]

今年は90名を超える方に足を運んでいただきました。

みなさん忙しい中、足を運んでくださり本当にありがとうございました!

 

 

■CFFフィエスタ今年のテーマは・・・

CFFフィエスタは、毎年テーマを考えそれにあったコンテンツを3ヶ月かけて形にしていきます。

今年のテーマは”RAINBOW”「虹」ということで、

それぞれ豊かな個性を持ったCFF過去参加者の人たちに、

フィエスタという場を通して繋がってもらい

虹のように美しく輝いて欲しいと考え企画を進めていきました。

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[フィエスタ実行委員10名のメンバーで企画実施してきました!]

 

 

繋がりを築いていくために、

まずはみんなに仲良くなって欲しいと考え実施した

アイスブレイク「ジャンケン列車」(15歳から70歳までみんなで行いました^^)

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[参加者全員でジャンケン列車✨]

 

そしてCFFの特徴であるシェアも行いました。

世代や参加したプログラムが違う人たちが

現地のことを思い出しながらみんなで語らいました。

初めましての人も、CFFに参加したことがあるという共通のものがあれば

みんなすぐに仲良くなってしまう。これもCFFならではの特徴ですね。

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また、CFFで新たな国内活動チーム発足の報告もありました。

そのチーム名は、

「JSC〜ジャパンスタディキャンプ〜」です。

このチームは海外に行ったからこそ、

もっと日本にある社会課題の現場に足を運び学びたい!と考え今回発足しました。

今年8月には東日本大震災で被害にあった東松島を訪れるそうです。

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他にも、、、

国内活動チーム「大塚大学」の活動報告☆

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代表理事安部から現地の人たちとの”繋がり”について話をしてもらいました。

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参加していただいた方からは、

 

『とても素敵なフィエスタでした!!!!

世代を超えてシェアができました。

この時間を作り上げた実行員に尊敬しています。

参加できて本当に良かったです!』

 

という声をいただきました♪

来年もCFFに参加した人たちが集い、

それぞれ得られるものがある。

そんなフィエスタを築いていきたいですね。

「来年は私がフィエスタ実行委員をやりたい!」

という方がいましたら、来年一緒に実行委員として頑張っていきましょう!^^

 

 

"夢"は世界中の人々の生活を豊かにすること。

CFF認定NPOおめでとう寄付キャンペーン!

ブログ第4弾は今年の春から新社会人となり、

最近CFFサポーターになってくれた大泉耕輝さん(こうき)から

「なぜ?CFFサポーターになったのか?」を聞きました!

彼らしいまっすぐな想いが、文章から伝えわってきます。

ぜひ読んでみてください^^

 

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【左側:大泉耕輝さん 右側:カンボジアのおじさん】

 

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「自由なお金」を一体何に使っていきたいか

こんにちは!初めまして!お久しぶりです!

フィリピンハッピーキャンプ8・9回、

フィリピンインターン参加の纐纈明子(あっこ)です。

 

今回は、なぜ私がCFFサポーターになったのか。

また、CFFが認定NPO法人となったこのタイミングに、

口数を(少しだけですが)アップした理由と、

そこにある想いをシェアさせていただきます

 

・・・

 

まず、私が「なぜCFFサポーターになったのか」についてです。

 

初めてサポーターになったきっかけは、

ハッピーキャンプへの参加後からずっと心に残っていた「子どもたちのために」少しでも役に立てたら・・。

という、ありきたりかもしれませんが、とても強い想いからでした。

 

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キャンパーとして、プログラムリーダーとして、そしてインターンとして。

これまで様々な形でCFFの活動に参加させてもらいました。

 

その中で、CFFがこの社会(世界・未来)において果たしていく役割や使命について、

少しずつ理解していくとともに、共感し、

そこに貢献したいという気持ちがますます強まっていきました。

 

 

「子どもたちのために」という一点にある想いから「CFF全体のために」。

今ではそんな気持ちから、寄付を続けさせてもらっています。

 

CFFは活動に参画する人たちの目に見えない大きな力に支えられていて、

その力こそ欠かせないものですが、

「寄付」

という形での貢献は、手段の一つでありながら、最も「具体的な力」になると思っています。

 

その上でどちらかを選択するわけでなく、私はこれからも

「目に見えない力の一部」と「寄付」

のどちらもよくばったCFFサポーターとして活動していきたいです。笑

 

 

次に、「このタイミングでの口数アップ」についてです。

 

私事ですが、大学4年間をほぼCFF漬けで過ごし、

今年から社会人3年目に入りました。笑

 

社会人3年目になるということ。

 

ぼんやりとですが、以前からちょっとした節目のように感じていて、

このタイミングで寄付額を少しアップさせたいなぁ。

と前々から考えていたというのが、一つ目の理由です。

 

二つ目は、「お金の使い方」について考えてみたことがきっかけでした。

 

社会人になり、生活費やある程度の貯金といった、

「自分や家族が生きていくためのお金」と、

残りの「使い道を自由に決めて良いお金」の

大きく2つに分けられると考えました。

 

後者である、「自由なお金」を一体何に使っていきたいのか。

そんなテーマで勝手に自分セミナーをやってみたことがあります。笑

 

ちょっと高いけど美味しい料理を食べに行ったり、大好きな旅行に行ったり・・。

そんな「自分のプチ幸せのため」に使うお金は大切です。

 

でも、その「自由なお金」の一部を、

寄付という形で大好きなCFFをサポートするために。

つまり「他者のために」用いることができたら、

それもまた自分にとって幸せだなぁと感じるのです。

 

「自分のため」のお金と「他者のため」のお金の2つに分けた場合、

そのどちらかが膨らみ過ぎたら、それはいずれ幸せだと感じられなくなってしまうんだと思います。

 

自分の人生をより豊かに生きていくためには、そのバランスが大切だと再認識し、今回の寄付アップ(少しですが)に繋がりました。

 

ちなみに、「お金の使い方」とほとんど同じことが「時間の使い方」でもいえると思うのですが、あっこセミナーが始まってしまうのでここら辺にしておきます。笑

 

書き始めたらなんだか少し真面目な内容になってしまいましたが、

最後に三つ目の理由として・・・。

 

『CFF、認定NPO法人おめでとう!!!』

 

心より、お祝いの気持ちを込めて!笑

 

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<CFFフィリピンのブーゲンビリア>

 

おしまい。

 

・・・


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纐纈さん、ありがとうございました!

 

ちなみに私も、「お金の使い方」と「時間の使い方」は

「いのちの使い方(生き方)」にも同じことが言えると思っています。笑

 

あっこセミナー、ぜひ開いてほしいですね♪ (事務局 なっしー)

 

 

★CFFサポーターの申込み★
http://www.cffjapan.org/donation/child_care.php

 

★CFFサポーター口数アップ申込み★
(すでにCFFサポーターの方はこちら♪)
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P20519854

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★認定NPOおめでとうキャンペーンとは?

CFFジャパンは今年3月に認定NPO法人として東京都より認定を受けました。
認定NPOとは、公益性や健全な運営体制など一定の要件を満たす法人と認定された法人です。


認定を機に、より多くの方にCFFサポーターになっていただき、
CFFの活動を共に支えてくれる仲間を増やしたいという想いのもと、
キャンペーンを実施をしています。

 

キャンペーン実施期間:6月1日〜6月30日
目標:新規サポーター15名増!
6月9日現在:新規サポーター1名、口数3.5口増!


★CFFサポーターとは?


CFFを継続的に応援することができる寄付制度です。
毎月1口1,000円(学生は500円から)から、
銀行振替またはクレジットカード支払でご支援いただけます。
CFFサポーターの方からいただいたご寄付は、現地の子どもたちのため、
日本の青年のため、またCFFの活動発展のために使われます。

アリアナグランデとテロリズム〜憎しみではなく、結束と愛を〜

こんにちは。事務局スタッフの石井(たけし)です。

みなさんご存知と思いますが。6月4日、イギリス・マンチェスターで世界的アーティストのアリアナ・グランデが5万人を集めるチャリティコンサートを行いました。

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アリアナ・グランデ(写真:Music Channel.M ver.5: 5月 2016さんより) 

 

このコンサートは5月22日にアリアナのライブ会場付近で起きた自爆テロの被害者へ向けられたものとして実施。多くのアーティストたちが共鳴し、ジャスティン・ビーバーケイティ・ペリーマイリー・サイラス、コールドプレイ、元オアシスのリアム・ギャラガーなどそうそうたる面々がライブに集ったとのことです。

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アリアナとマイリー(写真:Modelpressさんよりhttps://mdpr.jp/international/detail/1691634

 

今回のテロに対する形でのチャリティコンサート実施表明はテロリストへの挑戦状ともとられかねないからこそ、それを実現することへの恐怖や「もしかしたらまたテロが起こるかもしれない。」という思いがよぎることはきっとあったんではと思っています(テロ直後だからセキュリティーは徹底されることが前提としても)。

それでもライブを実現させたことを考えると、僕自身は彼女の放つメッセージから何にも揺るがない強い思いを感じざる終えません。

しかも、それがテロ発生からわずか13日、2週間足らずでのライブ実現だったこと。そして、このライブの前日6月3日にはロンドンでもテロが起こったことだからなおさらです。

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今回のテロ犠牲者への献花(写真:ジャスティンに“ロンドン公演中止して” ファン投稿相次ぐ - グノシーさんより

 

「One Love Manchester」と銘打たれた今回のライブ。その実現のためにアリアナがテロ発生の4日後にインスタグラムで発したメッセージがあります。

 

(全文とその訳はこちらhttp://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/ariana-grande17_0527のページにあります。)

 

そこには

We will not quit or operate in fear.
私たちは恐怖によって投げ出したり、操作されることはありません。

We won’t let this divide us.
私たちはこれ(今回のテロ)により分裂させられることはありません。

We won’t let hate win.
私たちは憎しみを勝たせることはありません。

と書かれています。

「憎しみを勝たせることはない。」

彼女が放ったメッセージは"テロに屈しない"ではなく、あくまで"憎しみと恐怖に屈しない"なのです。

「憎しみを憎しみで返さない。」もしくは「テロに対する怒りの表明をするのではない。」という用にも僕は受けとめました。

 

そして、メッセージはこう続きます。

 

Our response to this violence must be to come closer together, to help each other, to love more, to sing louder and to live more kindly and generously than we did before.
今回の暴力(テロ)に対する私たちの返答は、これまで以上に、互いに親密になり、ともに助け合い、より愛し合い、より声高く歌い、そしてより寛大に思いやりをもって生きることです。

 

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One Love Manchesterの様子(写真:Cosmopolitanさんよりhttp://www.cosmopolitan-jp.com/entertainment/celebrity/news/a5483/ariana-grande-night-of-one-love-manchester/

 

テロという行為はもちろん肯定されるべき行為では絶対ないし、起こりえてはいけないことです。

しかし、このアリアナのメッセージはテロリストやその周辺にいる人たちを憎み、対抗していくのではなく「より結束すること、愛し合うこと、ともに生きること」を訴えかけているのだと思います。

それは全人類に対して、つまりテロリストとなってしまう人たちも含めてなのではないでしょうか。

 

アリアナは誰もが認めるスーパースターではあるけれども、肩書きを取れば23歳のひとりの女の子。そのひとりの女の子が訴えかけるこのメッセージはあまりにも鮮烈であり、愛に溢れていると感じます。

 

そんな彼女の思いやメッセージがより多くの人に届けばとこのブログを書こうと決めました。

 

ただ一方で、アリアナも、マイリーも、ケイティも、ジャスティンも、リアムも…世界のトップアーティストであり、超々お金持ちのスーパーセレブであるのはやはり間違いありません。

彼女たちは色々なチャレンジやアクションを起こさなくても、悠々自適に暮らして行けるはずです。

それでもわざわざその栄華を失うかもしれないリスクを追ってまで訴えかける、憎しみと恐怖に屈することのない「結束と愛」 。

 

このメッセージから思うのは、永遠に叶わなくとも、どんなにキレイごとと言われようとも最後に人が追い求めるのはそこなのではないかということ。

 

テロリストがテロリストになることにその背景があることを知るべきだし、その背景には僕らひとりひとりが作っている”社会”というものがあるということを受け止めなければいけないと思います。

 

だからこそ、恐怖よりも憎しみよりも「結束と愛」がいま必要なのではないでしょうか。


※写真をいくつかのサイトよりお借りしました。必要であれば削除しますのでお手数おかけしますがinfo@cffjapan.orgまでその旨ご連絡ください。