CFFサポーター スタートダッシュキャンペーン最終弾!代表理事あべべのつぶやき
CFFでは幸福よりも希望に目を向けます。
なぜなら「幸福」が現在の満足のことであるのに対して、
「希望」とは将来の実現を願うこと、
あるいはそれを信じる心の中に存在するものだからです。
幸福はもちろんとても大切な事であることに異論はありませんが、
これから先も幸福であるかの保証はどこにもありません。
なので幸福はあくまでも現在完了形です。
しかし希望は違います。
面白いことに希望にとっては、たとえ今が不幸だとしても、
そのことはそれほど重要ではないのです。
それどころか不幸な状況の中には希望の種がたくさん眠っていさえします。
不幸だから希望がないというわけではないのです。
まさしく希望という字のごとく、未来に何かの実現を願う心が生まれたとき、
私たちはその希望という「未来完了形」でもって「現在」を生きることが許されます。
そして時にはこれまで受け入れが難しかった過去の不幸にまで光が当たるのです。
もう少し突っ込むと実に面白いことに、過去と現在に辛い思いをすればするほど、
希望に出会うチャンスが増す?
不思議な事ですがそこに希望の本質があります。
そのあたりが見えてくると、厳しい状況にいる子どもたちから、
なぜ私たちが希望を与えられるのかがわかってきます。
それと同じように「わたし」のようなつまらない人間でも
人に希望を与えられるという驚くべき真理に出会うのです。
そういうわけでCFF=Caring for the Future Foundationとは
過去や今がどういう状況であれ、
ことさら現在完了の幸福よりも、未来完了の「希望」に目を向けるわけです。
キャンプやツアーで学んだこと、
無力だと思ったけど、実はそうでないことへの気づきや、
初めて自分自身を受け入れることができた実感や、
赦すことができなかった人を赦すことができたことの体感など、
様々な本当の自分との出会い=気づきから、
「気づいて築く」という「行動」が「希望」によって促進されていきます。
さて、みなさんご存知のとおり2016年度版「現地法人との協働指針」により、
現地法人による主体的な子どもの育成と、
それに対するCFFジャパンのスタンスが明確になり、
現地では自立意識の高まりに拍車がかかってきました。
具体的にはフィリピンでは障碍児者の総合福祉センターの建設と、
CFFの子どもたちの支援もそこを拠点とした地域支援型に移行していく構想
(仮称CFFビレッジ)がはじまり、
マレーシアでは子どもたちの未来を地域で支えていく
持続可能な環境保全型農業プロジェクトへの投資が本格的に始動しました。
これらはCFF協働指針に基き「自立」を単なる理想ではなく、
どう現実化するかというところにいよいよ腹をくくり、立ち上がったわけですが、
さて、ジャパンも頑張っている現地法人に対してうかうかしてはいられません。
現地が子どもの育成にそれだけ頑張りはじめた今、
私たちジャパンは青年事業をさらに高めていきたいと考えています。
そのためにはキャンプ収益事業以外の新たな財源基盤を作らなければならないという課題があり、
そのために多くの人にサポーター制度に入会していただきたいと願っています。
ここでいうサポーターの意味は単に一定金額を会員として財政基盤のために応援していただくという事ではなく、
現地の子どもたちへの支援も含めて、
このCFFジャパン全体の活動すべてに対して、
また子どもと青年の未来を共に創り上げていく活動パートナーとして、
一人一人に参画していただきたいと願っています。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
私たちCFFジャパンの考える青年育成事業とは、
青年や子どもたちを一方的に社会から支援される対象者と捉えるのではなく、
その支援の在り方も含めてですが、
青年と子どもいう存在を
「社会の課題を共に解決していくパートナー」として考えています。
ここにミッションに込められた「共に育ち合う」という
真の意味が込められているのです。
みなさん、どうぞこれから更に青年育成事業に力を入れていく
CFFジャパンのパートナーとして、サポーター制度へ加入してください。
たくさんの方の賛同をお待ちしています!
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CFFサポーターのお申し込みはこちらから→http://www.cffjapan.org/donation/child_care.php