東京都三宅村
港区竹芝からフェリーで6時間くらい…ということで行って来ました。東京都三宅村。
そう。三宅島。
中学の頃の同級生が4年くらい三宅島で学校の先生をやっていたので、そのご縁で同級生3人と一緒に。
ちなみに上の写真は帰りのセスナから撮りました。なんと19人乗り。
行きはフェリーで6時間、帰りはセスナで35分です。速っ!
三宅の魅力はなんと言っても…まず人がいないこと!外に出て道を散歩しても全然人に出会いません。人がいないこと…というより人に溢れてないことにこんなに解放感を感じるとは思いませんでした。
きっと出勤時も帰宅時も小さな駅に人!人!で混雑に囲まれた生活をし過ぎてるせいだなぁと思います。人ってなんか変ですよね。こんな窮屈に…それでもみんな都市に住みたがる。そんな僕もそこに住んでるわけですが。
お店もこんな感じのお店しかありません。ここは自家製パンを売ってる築穴商店。学校の給食用のパンも焼いているそうで、友達曰く三宅に来たら行くべき名所だそうです。「この写真の道路に人いるじゃん。」っていう突っ込みはしないでください。全くいないわけではありません。笑
そしてやっぱり自然はすばらしかったです。
そしてもうひとつ三宅といえば火山の島として有名です。
火口から流れ出た溶岩が島の一部を覆って固まっています。これは1983年の噴火のときのもの。小学校が溶岩に丸々飲まれてしまったそう。
2000年の噴火では火山ガスが島中を埋め尽くし、全島避難指示が出ました。
高い木々が枯れているのは、島を覆った火山ガスの影響。噴火後すぐは緑が失われてしまったそうです。対照的に低く映える緑は噴火後に新しく育った草木。
2000年の噴火前は人口がおよそ3800人、その年の8月に全島民が島を離れました。そして、いつふるさとに帰れるかもわからない日々が何年も続いたそうです。避難指示が解除されたのが2005年。
現在は2700人ほどが三宅で暮らしています。20年に一回は大きな噴火があると言われているこの島。噴火があってたくさんの苦しみがあった。そしてまたいつか必ず来る。けれども、人々は島に戻り、また島で生きる。
噴火するのは島が生きている証と島の人は言うらしい。「人が生きる」という言葉の中には産まれ育った土地の全て受けとめながら共に生きるという意味が含まれていて、それは理屈では説明できない「人が生きる」ことの尊さの証のひとつなんだと思います。人はあくまでも地球の一部として生きているわけですから…スケールが大きくなりましたが、三宅島とっても良い島です。
ということで、大学時代からCFFにどっぷりな私の久しぶりにCFFから離れた休日でした。
CFF石井