こんにちは、CFF「子どもの家」を守り隊コアメンバーのひじり(第120回フィリピンワークキャンプ プログラムリーダー)です。
普段は2020年春リーダーズ“こすものーと”として活動していますが、今日はCFF「子どもの家」を守り隊のコアメンバーとして、ブログを書かせていただきます!
まずは大切なお知らせから…!
【それいけ!!】
CFF「子どもの家」を守り隊
~2020寄付プロジェクト!~
5月5日(火)よりスタートします!!
そこで、スタート5日前の今日は…
3本立てでお送りします!
なぜいまCFFに寄付プロジェクトが必要なのか?
いま世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。
CFFも例外なく大きな影響を受けています。
2020年春シーズンは、
プログラムの変更・中断、さらには3月後半に開催が予定されていた3つのプログラムが中止となりました。
現在、CFFの各国の団体運営費のほとんどは、キャンプ・ツアーの参加費からなっています。
したがって、
キャンプ・ツアーの中止やキャンセルによって、現地では十分な資金が確保できていないのが現状です。
終わりの見えない新型コロナウイルス。
その影響で今後のキャンプ・ツアーの開催も中止となれば、「子どもの家」の子どもたちやCFFに関わる子どもたちの生活を守ることができなくなってしまうのです。
学校に行けない。
思うように外出ができない。
このような状況は、日本だけではなく、フィリピン・マレーシア・ミャンマーでも同じです。
子どもたちの生活を守りたい。
現地に行くことは出来ないけれど、
日本にいるわたしたちにできること。
いまだからこそ必要なもの。
それが…
【それいけ!!】
CFF「子どもの家」を守り隊
~2020寄付プロジェクト!~
です。
わたしたちの願いは、
たくさんのひとと一緒に、
「子どもの家」と子どもたちの未来を守ること。
願いを実現するためには、あなたの力が必要です。
「子どもの家」での第120回フィリピンワークキャンプ
2020年3月6日から3月13日まで、わたしは史上最高のワクワクを求めて、フィリピンの「子どもの家」でワークキャンプを行っていました。
その時すでに、新型コロナウイルスは、キャンプや子どもたちの日常にまで影響を及ぼしていました。
キャンプ開始から5日間、毎朝夕の検温。
見慣れないフィリピンの救急車に乗ったお医者さんがやってきます。
子どもたちとの交流も制限されました。
毎晩一緒に食べるはずのディナーに子どもたちの姿はありません。
夜遅くまで語り合うフィリピン人キャンパーとも離れた部屋で生活をします。
キャンプ途中で、子どもたちの学校も休校となり、
少しずつ「あたりまえ」が変化していきました。
【5日間の検温クリアの記念に“毎日検温ありがとう!”の1枚】
そして、3月12日夜。
フィリピンでは新型コロナウイルス対策として、3月15日から30日間、首都マニラを封鎖すると発表。3月17日に帰国予定だったわたしたちは、予定を早めて、急遽帰国することになりました。
その報告を受けたわたしの第一声は、
「おもしろい」
キャンプ7日目。ここではじめて日本とフィリピンを含めた世界の状況、新型コロナウイルスの深刻さを実感しました。
まさか自分が影響を受けるとは想像さえもしていなかったというのが、正直なところです。
振り返ると、なにがおもしろかったのか、自分の言葉でありながら理解に苦しみます。
ただ、これから待ち受ける困難に、みんなとなら一緒に楽しんで乗り越えていけるような気がしたのだと思います。
そんな明日を想像して、心の底からワクワクしたのかもしれません。
わたしのワクワクセンサーのリミッターは、キャンプ中に解除され、常に全開モードを保っていたようです。
次の日、
本来は12日間あるワークキャンプが、9日間で終わることになります。
どんな状況であっても、いま自分たちだからできることをやり、明るく楽しく過ごしたいという想いをみんなにシェアしました。
これまでに、いまを大切に生きるフィリピン人の持つ底抜けの明るさ、前を向く強さから多くのことを教わってきたからです。そして、この日もわたしたちを救ってくれました。
ワークやペイント、子どもたちとのアクティビティなど、当初予定していたものの全てを1日で仕上げました。
ワークは片付けさえも出来ず、子どもたちとのアクティビティは、わずか30分。
そしてその夜、「子どもの家」から空港のあるマニラへ向かいました。
おそらく、帰国に向けたパッキングの速さは、CFFレコード更新レベルでした。笑
【CFFレコードを更新し、「子どもの家」から出発する直前】
「今日よ、終わるな!」
と心の底から思っていても、
信じられないほどのスピードで過ぎる1日を体験しました。
どの一瞬を切り取っても、すべて一生忘れられない、忘れたくないものです。
子どもたちと一緒に過ごす時間。
子どもたちと食べるおいしいご飯。
子どもたちのことを想ってワークをする時間。
国籍や年齢を超えてキャンパー同士で語り合う時間。
そして、12日という期間。
キャンプに「あたりまえ」にあると思っていたものは、決して「あたりまえ」ではありませんでした。
そして、いまも…
子どもたちの「あたりまえ」は失われていっています。
キャンプ途中から続く休校。卒業式の中止。
フィリピンの「子どもの家」では登録者しか街を出歩けないため、子どもたちやスタッフは施設から出られない状況が続いています。
だからこそ、たくさんの感謝と愛を込めて、全力で「I’ll be back」とフィリピンに向かって叫びたいです。
新型コロナウイルスが落ち着いたら、また必ず子どもたちに会いに、「子どもの家」にいく。
それが、いまのわたしを支えてくれる小さな夢です。
【30分間の子どもたちとのアクティビティ。“おぽです!” ポーズ練習中】
寄付プロジェクトへの想い
緊急帰国を経て、「まだ終わらせないぜ!」と、次に向けて動き出し始めます。
しかし、新型コロナウイルスの状況は良くなるどころか悪くなる一方で、3月後半に控えていた3つのプログラムの中止と宿泊事後研修の中止が決定しました。
2020年春リーダーズ“こすものーと”は、2020年春シーズンのゴール、“こすものーと”のゴールと向き合っている最中です。
「いまわたしたちにできることは何か」
「わたしたちにしかできないことは何か」
必死に考える途中で、
「どうしようもできないこと」の壁にぶつかります。
それでも、「わたしたちなら何かできるはず」
と信じて動き続けるしかありません。
そんな時、
この寄付プロジェクトの話を聞きました。
できることを考え続けるのも、もちろん大切だけれど、目の前にあるできることを丁寧にやることも大切。
目の前にある「何か」の1つが、寄付プロジェクトだ!とビビッと来ました。
そして、わたしのワクワクセンサーのリミッターは、再び解除されました。
もう、やる以外の選択肢はありません。
「どんな暗闇の中にも必ず光がある」
フィリピンの「子どもの家」が、わたしに教えてくれました。
子どもたちの笑顔と優しさは、わたしにとっての光です。
「子どもの家」は、わたしに小さな夢とワクワクを与えてくれる場所であるのと同時に、子どもたちやみんなの夢を育ててくれる場所だと思っています。
わたしたちも、先が見えない不安を抱えているいま。
1人ではワクワク出来ない瞬間もある。
それでも、一緒なら必ずワクワクできる。
この状況に対して悲観的になるのではなく、一緒にワクワクしながら乗り越えていきたいです。
寄付プロジェクトで「子どもの家」を想い、未来を見据えながら、一緒にワクワクセンサーを全開にできると信じています。
【最終日、「子どもの家」から見た朝焼け】
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【それいけ!!】
CFF「子どもの家」を守り隊
~2020寄付プロジェクト!~
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ぜひご覧ください!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
CFF「子どもの家」を守り隊のコアメンバー
第120回フィリピンワークキャンプリーダー ひじり