CFFジャパン事務局スタッフのブログ

NPO法人CFFジャパン事務局スタッフのブログです。仕事のことに限らず色んなことを書いていく予定です。

<未来はオープンチケット> じむきょくでの思い出。(#じむきょくお引越し大作戦!)

 

お久しぶりです。事務局職員の田代です。

2020年春シーズン、

フィリピン最初のプログラム119回ワークキャンプを担当するため、

マニラに来ています。

 

先日のなほに引き続き、「じむきょく」にまつわる第二弾。

フィリピンに来ていますが、今日は日本のこと、

特に「じむきょく」についてつづります。

 

2020年、オリンピックイヤーとして日本が盛り上がっているところですが

(雲行きも怪しいようですが…)

今年は私にとっても節目の年になります。

 

なんとCFFに出会ってちょうど10年が経ってしまいました。

 

2010年の第10回マレーシアワークキャンプ

まだ施設に子どももいない中でのキャンプ。

 

色んなことにつまずいていた大学一年生の時、

「何か変えたい!」そんな思いで参加したキャンプ。

その時の経験が、今に繋がっているなんて当時の私は予想もしませんでした。

 

今年の5月には事務局移転が決定しています。

これも、急に舞い込んで来たお話。

 

もちろん、今後の可能性を模索するために、

色んな物件を見たりもしていたけどなかなか話は進まず…

 

一息つこうとした時にやって来た出会いだったと感じます。

(ここだけ読むと恋愛みたい。)

 

 

9年お世話になった大塚事務局。

実はちょうどわたしがリーダーズをやっていた2011年にお引越しがありました。

 

出国前→池袋の事務局

帰国後→大塚の事務局

 

帰って来たら事務局が変わっていました。

お引越しは手伝っていません。笑

 

リーダーズ活動の大半を過ごした池袋の事務局は、とにかく狭くて狭くて…

 

リーダーズミーティングも、

関東リーダー7人+過去リーダー3人くらいいたらもうパンパン。

10人以上集まる時はまず事務局内のものを外に出して

文字通りスペースを広げるところからスタート。

 

 

わたしはちょうど自宅と大学の中間くらいに池袋の事務局がありました。

繰り返しの多い地味な事務作業大好きマンなのもあり、

また自分たちのシーズンに資料請求してくれた人たちに

自分の手で資料も発送したいとの思いもあり、

そしてなかなか会話はできないけれど、

少しでも事務局員さんの手伝いがしたいなぁなんて思って、

リーダーになってからはよく事務局に通っていました。

 

 

一番奥には朝から深夜まで、

同じ体制で仕事している当時事務局長の

みんな大好き渡辺まさゆきさん(通称まさ)。

 

わたしがフィリピンスタディツアーに参加した時のディレクターでもあります。

 

いつも忙しそうすぎて話しかけられなかったけど

そんな中時間を作って話をしたり聞いてくれたり、

たわいもない日常会話をすることがとても楽しみでした。

 

当時非常勤スタッフとして勤務していたななこさんとさなえさん。

気さくなお姉様すぎて大好きだったな。

 

 

そんなこんなで、帰国したら変わっていた事務局。

事後研修までの1ヶ月とちょっと、入り浸ることになります。

 

 

2011年3月11日、東日本大震災が起きました。

 

ちょうど引越し後だったこともあり、

みんなで新しい事務局で一夜を明かしたと聞いています。

その時わたしはマレーシアでキャンプの真っ最中でした。

 

帰国してからの混沌とした感じ、

東京や実家の埼玉であってもまだものが足りない様子、

計画停電をしていたこと、とてもよく覚えています。

 

震災が要因で、CFF史上初めて、2つのキャンプが中止になりました。

 

 

帰国してからのミーティングは

そんな中リーダーズとしてどう事後研修を作るのか。

 

予定していた事後研修の会場が避難所に指定されたため使用することができず、

そもそもどうやって事後研修をやって行くのか。

 

過去リーダーはもちろん、事務局のみなさんも遭遇したことのない事態。

 

先の分からない、答えの分からない、

自分たちで作っていかなくてはいけないことをひたすら話す日々でした。

 

 

当時多くの学校で入学式が中止になったり、

始業が遅れていたりしたかと思いますが

わたしの大学も例外なく始業が5月からになりました。

 

不幸中の幸いか、事後研修だけに集中できた1ヶ月間。

 

朝から夜まで事務局にいることも多く、

途中で毛布を広げて同じリーダーズと仮眠をとったり、

その状態で初めましての挨拶をしたり(毛布の中から)、

文字通り「CFF漬け」の1ヶ月でした。

 

正直、全員が納得するすっきりとした事後研修だったかと思うと、

そうじゃなかったと思う。

 

けど、その時考えられる全力を持って、

もてる限りの力で作った事後研修だったなと思う。

 

  

振り返れば、大塚の事務局で本当に色々な経験をさせてもらっていると感じます。

 

そしていつの間にか、学生時代に関わるよりも職員としての

「職場」として関わる時間の方が長くなっていました。

 

職員になって、早6年。

今年の4月からは7年目に突入します。

 

こういう仕事をしていると、

高い志があるように思われて

「これからどうしたいの?」と聞かれることも多いけど、

一番苦手な質問です。

 

私は目標や夢を描くのがとてもとても苦手です。

 

よくキャリア形成とかいうと、

何年後かに目標をおいて、それを逆算して…

とか言われるけど、これが本当に一番苦手。

 

もちろん、目標を持つ大切さも分かるし、

短期的なものはわたしも考えたりします。

 

けど、自分の頭の範囲って実はかなり狭くて、

その中で考えるよりも、

世界は広くて可能性もたくさんあるとも感じてる。

 

最近立ち読みした本に

 

「未来はオープンチケット」

 

という一文がありました。

最近の私のお気に入りフレーズです。

 

未来のことを予測することはできないし、

どんな未来がやってくるかなんて誰にも分からない。

 

けど、だからこそ面白い。

 

未来に何が待っているのか楽しみにしながら、自分の心の動きに素直になって、

今心を尽くせる場所で頑張っていくこと。

 

それがこれからの未来に繋がっていると感じています。

 

日々の生活の中では、難しく感じること、悩むこと、将来に不安を感じたり…

 

色んな思いがあるけれど、

10年前の自分に胸をはれる人生を歩めている。

 

それが今、とても嬉しいです。

 

 

新しい事務局に移転して、これからどんな未来が待ち受けているのか。

職員はもちろん、誰にも何もわかりません。

だからこそ、みんなと一緒に描いていきたい、つくっていきたい。

 

新章CFFジャパン、どうぞよろしくね。

  

以下、リーダーズの最近の写真

 

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<同じリーダーズに家族が増えたよ記念で久しぶりの再会。リーダー活動から9年、なかなか会うことも難しくなったけど、いつ会っても久しぶりな感じがしません。>

 

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