こんにちは!フィリピンより石井です!
4月がこっちは真夏なのですが、まさに真夏に向けて暑い日々が続いています。
さて、フィリピンスタディツアーが終わって最初の日曜日。3月5日のこと。
今回は去年からスタッフになったひろしががんばってワークキャンプを引っ張ってくれているのと、プログラムの間の期間がいつもより少し長いこともあって休みの日にだいぶ余裕ができました。
そこで「子どもの家」を退所してもうすっかり大人になった”子どもたち”と再会してきました。
お持ち帰りでお昼を買って、みんなでビーチへ!
「子どもの家」を退所してから10年以上立っている子もいて、それから顔を合せることはあってもなかなかこうやってゆっくり過す時間はなくて、みんなでご飯を食べながら色々話しているととても懐かしい気持ちになりました。
それぞれの近況を話したり、将来のことを話したり、思い出話をしたり…。
みんなの共通の思い出といえばやっぱり「子どもの家」で過した時間で、キャンプで日本人と過した時間が特に記憶にあるようで
ウェルカムパーティでのダンスで何が得意だったとか
日本人から教えてもらったソーランソーランとか
浴衣を着て習字をしたこととか
米を蒸してみんなで叩いてお菓子を作ったとか(餅つき)
竹を切って上から水を流すのと一緒に麺を流して食べたとか(流しそうめん)
みんなの中にCFFでの時間がいまも残ってるししっかり生きてるんだなって実感しました。
それからその場所がちょっとしたビーチリゾートっていうこともあり、子どもが来て物乞いをしてきたんですけど、すぐに色々話して仲良くなって僕らが買って来たお昼を一緒に食べたりして…以前は同じような状況に彼らがいたことを思うとなんとなくひとり感慨深くなったりしていました。
僕がフィリピン「子どもの家」を初めて訪れたのは12年前。
そのとき「いつかこの子たちも大きくなって大学に通って、仕事をして、家庭を持ったりするんだろうな…どんな大人になるんだろう?」
なんて思っていたその”いつか”がいまちゃんとここにあって、そして自分がそこに一緒にいることがとても幸せな時間でした。
まだ学校に通っていたり、仕事を一生懸命がんばっていたり、家庭をもっていたり…いま住む場所も進んでいく道もそれぞれ違うけれど、過去があり、今があり、そして未来がある。
いずれにしても僕らはみんな同じ時間を共有して生きている。
12年間もう毎年フィリピンを訪れていて、毎年顔を合せて日々を一緒に過す子たちもいて。僕にとってはそれだけ長い時間を過すのは家族以外にはほとんどいなくて、もうここを離れられないくらい長く居過ぎてしまったなぁと思うし、そう思える場所があることは幸せなことなんだなと思っています。