こんにちは。CFF事務局より高梨です。
今日は仕事納めの人も多いですよね。
CFFマレーシア寄付キャンペーンも、残すところあと3日となりました!
事務局スタッフが交代でCFFマレーシアへの思いや繋がりを綴ってきましたが、
最終回は、私が書かせていただきます♪
今回の寄付キャンペーンの目的である、
「環境保全型循環農業」の小さなはじまり。
コンポストセンターのおはなしです。
私がCFFマレーシアと関わり始めたのは、2010年。
青年海外協力隊としてマレーシア・コタキナバルに派遣されている最中でした。
フィリピン移民児童へ勉強を教える活動をしていた際に、
当時CFFマレーシアを設立して2年目の安部さんと出会いました。
安部さん「何?あなた協力隊なの?どんな活動してるの?」
私「コンポスト(生ごみの堆肥化)を通して、地域住民の環境意識を高めてもらう活動です」
安部さん「それ、CFFマレーシアのコンセプトにピッタリだよ。ぜひキャンプで作りにきてよ!」
という感じでトントン話しは進み、
第10回マレーシアワークキャンプのキャンパーとともに「子どもの家」で使う家庭用コンポストを作ったのが、CFFマレーシアのコンポスト第一号でした。
・・・が、、
家庭用コンポストではキャンパーやスタッフ合わせて30名ほどの生ごみの堆肥化は間に合わず、数日後には腐ってしまうという悲しい事態。。。
CFFマレーシアでのコンポスト第一号は、あえなく失敗に終わりました。
でも、コンポストのように、
自然の力が最大限に生かされて循環していくサイクル
(その土地の微生物や発酵物がごみを分解して、より良い土にしてくれる。
全て自然の営みの中で行われるため、環境にも人にも優しく且つ経済的)
というのは、まさにCFFマレーシアのコンセプトである
「環境・経済・福祉的に持続可能な施設運営」
と合致していたのです。
だからこそ諦めきれず、他にいい方法がないか探し続けた結果、
インドネシアスラバヤ市に
NGOが運営するコンポストセンターがあるという情報をゲット。
安部さん一家と、当時からのCFFマレーシアスタッフ・エルシーと一緒に、
いざインドネシアスラバヤ市へ!
【エルシーやひーちゃんとも一緒に】
【スラバヤ市のコンポストセンター】
ここを見た瞬間、確信したんです。
CFFマレーシアに作るべきだ!って。
あの時の確信と自信はどこからきたのかよくわからなかったけど、
これはCFFマレーシアに絶対に必要なものだって、
妙にワクワクしたのを今でもよく覚えています。
マレーシアに帰国してすぐにJICAの助成金を申請。
申請書を提出した1週間後には、支援してくれる企業が決定!
異例の速さで、コンポストセンター設置計画が進んでいきました。
【スタッフのロビンが書いてくれた完成イメージ図】
【敷地内のジャングルから竹を取って乾燥させて】
【センターの土台をセメントで作って】
【骨組みができて】
【乾燥させた竹を使って、通気性の良い壁を作って】
【害虫が入らないようネットを張って、完成!】
こうして、
ひょんな出会いと、
望む未来のあり方をシェアしたことから生まれたコンポストセンターが完成したのでした。
この後、現地スタッフや子どもたちが引き継いでくれて、
8年経つ今でも、より現地のニーズに合ったやり方で活用してくれています。
今ではCFFマレーシアにはいろんな種類のコンポストセンターができて、
環境活動の専門家も常勤職員として雇用され、
CFFマレーシアの自然を活用した様々な取り組みが着々と進んでいます。
そして、そんな自然と共存するCFFマレーシアで、子どもたち、スタッフが暮らしています。
【当時の申請書の一部。7年後の今では11人の子どもたちが暮らしています】
CFFマレーシア現地法人の自立目標まであと2年。
これまでの道のりは決して平坦なものではなく、
落胆も悔しさも悲しさもありながら、
それでも常に未来を見つめて、
喜びや希望とともに、
現地スタッフのみなさんは諦めずに歩みを続けてきました。
CFFマレーシアが設立当初から夢見ていた
「環境保全型循環農業」
によって、環境・経済・福祉(人)的に持続可能な施設運営ができるよう、
そしてこのモデルが成功して地域にその考え方が広まり、
より豊かな未来に繋がっていけるよう、
ぜひみなさんもこの事業にご賛同いただけたら嬉しいです。
「私たちは出逢い、ともに夢を見ます。
活動の中から新たに気づき、想いを共有し、次の未来を築きます。
私たちの夢は、そうやってこれからも、新しい未来を目指しています。」
<<CFFマレーシア寄付キャンペーン実施中!>>
12月29日時点でのご寄付合計金額…737,000円!
29日という僅かな期間で、すでにこのようなご寄付をいただき本当に感謝です。
みなさまの温かなお心寄せ、本当にありがとうございます。
寄付キャンペーン終了まであと3日!
より多くの方に、このCFFマレーシアのコンセプトに賛同いただけたらと思っています。
ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
★CFFマレーシア寄付キャンペーン特設ページ!ご寄付はこちらから。
http://www.cffjapan.org/blog/info/cff-14.html